Berkeley
あまりよく知られていませんが、車社会のアメリカでも、実は完全な歩行者優先主義が貫徹しています。車が過ぎるのを待っていると、すぐに車が止まって、「Go ahead sir !」とこちらが渡るのを待っててくれます。最初は、「やさしいドライバーが多いな」ぐらいに思っていたのですが、これは規則としてそうなっているようです。街の中はどこでも、歩行者はまさに車よりも大きな顔をして歩くことができます。
また、ここバークリーではきわめて多くの車椅子を見かけます。これも最初は「ここは、やけにケガ人が多いなぁ」とバカなことを思ったりしたのですが、車椅子で自由に移動できる設備も日本よりずっと整っているようです。多くの店や公共施設は、車椅子用のボタン一つでドアが開閉します。
それから、自転車に並んで多いのが、スケートボード。キャンパスは坂が多いのですが、先日見たスケボは、坂を上っていきました。びっくりしてよく見ると、エンジン付きでした。本当に多くの若者が、スケボで通学しています。
それから、この前見たのが、三輪車。大人が乗る三輪車です。三つの車輪がVの字に配置されていて、後ろの二つの車輪を足の力で近づけたり遠ざけたりすることで、推進力を得るようです。ちょっと言葉だけでは伝えるのが難しいのですが、これはかえって疲れるのではないかとも思いました…。三輪車と言えば、パトカーも一人乗りのかわいい三輪車タイプを見かけました。
とにかく、移動の手段もいろいろです。
自分は、この街は歩くのが一番だと思っています。