Berkeley
今日はぼくにとって、とてもエキサイティングな日でした。
学生時代からずっと読んでいた本の著者である、ロバート・N.ベラー先生と大学の前にある喫茶店で会うことができました。ぼくを招いてくださった アンドリュー・E.バーシェイ先生がアレンジしてくださいました。あこがれの先生に会えるので、まるで人生最初のデートに向かう小学生のように、ワクワク して出かけました。
写真の左がベラー先生、右がバーシェイ先生です。
前からうかがいたかった質問をして、それに冗談を交えつつ、本当にフランクに答えてくださいました。とてもチャーミングな方でした。その内容の成 果は、おいおい論文や講義などで皆さんにご紹介できると思います。その中のひとつですが、日本の「平和主義」についての私の質問に対して、「平和主義」の 中に、戦後日本は当初から一貫してそれを文化的な問題(あるいはライフスタイルの問題)としてとらえるという重要な意味があったのではないかということを 指摘してくださいました。これはぼくにとって、改めて大きな啓示となりました。
しかし話は、どうしても大統領選に移行し、この8年間はいかにひどかったか、それからオバマがいかに期待できるのかということで盛り上がりまし た。ぼくが、「でもオバマが成果を出すためには時間がかかり、それまで大衆はがまんができるだろうか」、と疑問を出すと、「ローズヴェルトがなった時は、 もっとひどかった。でも彼はやり遂げた。」という答えで、それがとても印象に残りました。「世界はそれまで待つ。」ともおっしゃっていました。大学の知識 人たちも含めて、オバマ候補にどれだけ大きな期待をかけているのか、改めて感じました。
今日も至福の一日でした。ベラー先生とは、また会う約束をして別れました。