Berkeley
昨日(25日)はこちらに来て初めての大リーク観戦でした。
地元オークランド・アスレチクス(地元では「Aズ」と言います)対、シアトル・マリナーズ戦のデイ・ゲームです。
しかも昨日は、偶然にも、メモリアル・デイ(戦没者追悼の日:祝日)でした。
さぞかし大勢のお客さんが来ているかと思いきや、座席にはけっこう余裕がありました。高いチケット買ったのに…。試合も6対1で、Aズの圧勝。マ リナーズにエラーも多く、だらけた試合でした。イチローや城島選手などのスター選手を擁しながら、マリナースがなぜ勝てないのか、よくわかりました。アメ リカン・リーグ西区で4チーム中、Aズが4位、マリナーズが3位。つまり、下位2チーム同士の戦いだったわけです。
しかし、いいことや発見もたくさんありました。
以下、列挙してみます。
●メモリアル・デーという特別の日だったので、守備につく選手たちや審判たちも普段かぶらない赤い帽子をかぶってプレーし、普段はみられない光景を楽しめた(赤い帽子のイチローはレアでしょう)。
●試合前、他の観客といっしょに起立して、お約束のアメリカ国家を歌ったのが貴重な経験だった(写真左:歌詞が分からず、「歌った」というより「聴いていた」だけなのですが、そのアメリカ人の無垢なナショナリズムに、いつもながら羨ましさすら感じました)。
●天気が良く、芝生も映えて、ビールもおいしかった。少々日光が強すぎたが、時折吹く乾いた爽やかな風が気持ちよかった。
●ビールのみならず、観戦しながら、でかいホットドッグ、ニンニクと油でギトギトのポテト、大量のペプシコーラ、分厚いアイスクリームが分厚い クッキーで挟まれた巨大な「サンドイッチ・アイスクリーム」なるものを食べた。これを繰り返すと、アメリカ人の「普通の体型」になれると確信した。野球を みながら、食べたいだけ食べる。思う存分人生を楽しむ。そうして、本当のアメリカ人になった気がした。
●城島のホームランをみて感動した。マリナーズはこの1点だけだった。球場内は沸かなかったが、美しいホームランだった。
●イチロー(写真右)は、全打席全安打(10割)だったが、それよりも、出塁したとき、守備についている時など、注目されている時以外にも無駄な動きが一切なく、淡々とやるべき事を完全にこなしていて、そのプロフェッショナリズムに感心した。
●アメリカの観客席では、日本のように大応援団が場所や雰囲気を占拠することがなく、応援もindependentな感じがして好感がもてた。めいめいが勝手に、のんびりと野球を楽しむ雰囲気がとても良いと思った。
以上、思いつくまま。
今度はナイターも行きたいな、と思います。