Berkeley
昨日が、事実上の最終回の講義でした。
終わってしまうのが、寂しい感じです。
その日は、「Cool Japan!(かっこいい日本!)」というタイトルで、吉本ばななの『キッチン』などを題材に、80年代以降の日本について考えました。
『キッチン』は、ぼくもゼミで使ったりするのですが、人と人の絆が、「カツドン」などの食べ物を共有することでかろうじてつながっていることやそ の背景、また、描かれる世界の小ささやその意味が論じられ、興味がつきませんでした。「カツドン」が何であるのか、学生への英語の説明も面白かったです。 とにかく日本で一番うまいものの一つだということになっていました。
バーシェイ先生は、授業の冒頭、私の名前を黒板に大きく書いて、改めて私のことを学生に紹介してくださり、またそのせいで、少々長めの自己紹介を余儀なくされました。
講義が終わってみると、黒板には「Cool Japan(かっこいい日本)」「Sasaki Hiroshi(私の名前)」「Katsudon(カツドン)」の三文字が残されてあって、それもなんだか可笑しくて、いい思い出になりそうです。