Berkeley
帰国が迫り、最近出来事がありすぎて、書ききれませんが、先日はSFでミュージカル「ウィケッド」を観てきました。
「チケットがもっとも取りにくいミュージカルのひとつ」という割には、当日ちゃんと買えました。でも手数料込みで110ドル。ちょっと高すぎます。
「オズの魔法使い」の「悪い」魔女が、実は心のやさしいいい魔女であったというのが物語の中心です。逆に、「良い」魔女は、実は自信過剰で自惚れであったということも描かれます。まあこの二人の友情が、真のテーマなのです。
思ったより、コメディタッチで、泣かせるというより笑わせる方に力点があったかと思います。全部で3時間、まったく飽きさせず、一分の隙もない見事な演出だったのですが、芸術性は、やはり「オペラ座の怪人」には及ばないような気がしました。
ただもちろん、ミュージカル特有の、きわめて贅沢な煌めく時間を堪能できました。バレエが大好きな娘に見せてやったら、きっと人生が変わってしまうほどの衝撃を受けるだろうと考えながら観ていました。