山田 裕史 / Yamada Hiroshi

山田 裕史

所 属

国際学部 国際文化学科

職 名

教授

連絡方法

hyamada@nuis.ac.jp

学 歴

2000年3月 関西外国語大学外国語学部英米語学科卒業
2005年3月 上智大学大学院外国語学研究科国際関係論専攻博士前期課程修了
2008年3月 上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻博士後期課程満期退学

学 位

博士(地域研究)(上智大学、2011年9月)

職 歴

2008年4月~2011年3月 上智大学アジア文化研究所特別研究員(PD)
2008年4月~2017年9月 桜美林大学非常勤講師
2008年10月~2011年3月 東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障プログラム」(HSP)特任研究員
2011年4月~2014年3月 日本学術振興会特別研究員(PD・東京大学)
2012年4月~2017年9月 上智大学非常勤講師
2012年4月~2012年9月 津田塾大学非常勤講師
2014年4月~2014年9月 津田塾大学非常勤講師
2014年10月~2015年3月 東京大学大学院総合文化研究科グローバル地域研究機構持続的平和研究センター特任研究員

受賞歴

秋野豊ユーラシア基金「第7回秋野豊賞」受賞(2005年6月)

研究分野

カンボジア研究、比較政治学、国際協力論
「独裁体制はなぜ続くのか」という問題意識のもと、政党、選挙、議会等の民主的な政治制度が独裁体制の維持にどのような役割を果たしているのか、そのメカニズムを明らかにすべく、カンボジアで40年以上も続く人民党支配について研究しています。

所属学会

東南アジア学会、日本平和学会、日本比較政治学会、日本国際政治学会

担当科目

国際協力論、国際組織論、国際交流ファシリテーター、ファシリテーション実践論、 国際研究ゼミナール、卒業論文

主要業績

【著書】

①(2022)「カンボジア:シハヌークによる政治権力の独占と王政の成立」粕谷祐子(編)『アジアの脱植民地化と体制変動:民主制と独裁の歴史的起源』(pp. 457-484)白水社

②(2021)「人民党政権の対中傾斜とカンボジアの内政動向」北岡伸一(編)『西太平洋連合のすすめ:日本の「新しい地政学」』(pp. 232-258)東洋経済新報社

③(2015)「カンボジア人民党による体制維持戦略:議会を通じた反対勢力の取り込み・分断と選挙への影響」山田紀彦(編)『独裁体制における議会と正当性:中国、ラオス、ベトナム、カンボジア』(pp. 141-176)アジア経済研究所

④(2013)「内戦後のカンボジアにおける平和構築:国軍改革を中心に」広瀬佳一・湯浅剛(編)『平和構築へのアプローチ:ユーラシア紛争研究の最前線』(pp. 279-299)吉田書店

⑤(2013)「「ひと」が平和をつくる:カンボジア和平交渉における日本の積極外交」福武慎太郎・堀場明子(編)『現場〈フィールド〉からの平和構築論:アジア地域の紛争と日本の和平関与』(pp. 19-43)勁草書房

⑥(2013)岩波書店辞典編集部編『岩波 世界人名大辞典』(共著)

【論文】

①(2021)「パリ和平協定30周年から振り返るカンボジアの体制移行」『IDEスクエア:世界を見る眼』Vol.11, pp.1-11

②(2021)「人民党長期支配下で台頭するカンボジア版「太子党」」『IDEスクエア:世界を見る眼』Vol.11, pp.1-11(https://www.ide.go.jp/Japanese/IDEsquare/Eyes/2021/ISQ202120_002.html

③(2020)「カンボジア人民党による地方支配の構造:地方議会と地方選挙を中心に」山田紀彦(編)『権威主義体制下の地方議会選挙』(調査研究報告書)アジア経済研究所

④(2019)「開発下のカンボジアにおける人民党支配:国家と社会に浸透する党」『アジア研究』65巻1号, pp.79-95

⑤(2016)「カンボジアの平和構築における市民社会の役割:懸念されるNGO法の影響」Asia Peacebuilding Initiatives
http://peacebuilding.asia/civil-society-peace-building-cambodia-ja/

⑥(2016)「人民党一党支配体制下のカンボジア議会の役割:反対勢力の取り込み・分断による体制維持」『アジ研ワールド・トレンド』No.245, pp.18-21

⑦(2016) 「カンボジアのNGO法制」『シナジー』Vol.167, pp.18-19

⑧(2016)「カンボジアの平和構築における市民社会の役割:懸念されるNGO法の影響」Asia Peacebuilding Initiatives
http://peacebuilding.asia/civil-society-peace-building-cambodia-ja/

⑨(2014)「カンボジア人民党による国民議会の掌握過程」山田紀彦編『一党支配体制下の議会:中国、ベトナム、ラオス、カンボジアの事例から』日本貿易振興機構アジア経済研究所2013年度調査研究報告書

⑩(2013)「変革を迫られる人民党一党支配体制」『アジ研ワールド・トレンド』No.219, pp.4-7

⑪(2013) 「第5期国民議会指導部とフン・セン新内閣の顔ぶれ」『アジ研ワールド・トレンド』No.219, pp.8-10

⑫(2013)「内戦後のカンボジアにおける平和構築:国軍改革を中心に」伊東孝之監修、広瀬佳一・湯浅剛編『平和構築へのアプローチ:ユーラシア紛争研究の最前線』吉田書店, pp.279-299

⑬(2013)「ひと」が平和をつくる:カンボジア和平交渉における日本の積極外交」福武慎太郎・堀場明子編著『現場〈フィールド〉からの平和構築論:アジア地域の紛争と日本の和平関与』勁草書房, pp.19-43

⑭(2011)「ポル・ポト政権後のカンボジアにおける国家建設:人民党支配体制の確立と変容」上智大学外国語学研究科博士論文

⑮(2011) 「1993年体制下のカンボジアにおける開発と政治」小林知編『市場経済化以後のカンボジア:経済活動の多面的な展開をめぐって』Kyoto Working Papers on Area Studies No.115 (G-COE Series 113), pp.67-84)

⑯(2009)「カンボジア人民党の特質とその変容(1979~2008年)」上智大学アジア文化研究所Monograph Series No. 4

⑰(2008) 「カンボジア」広瀬佳一・小笠原高雪・上杉勇司編著『ユーラシアの紛争と平和』明石書店, pp.51-66

⑱(2008)「パリ和平協定後のカンボジアにおける「民主化」の再検討」岸川毅・中野晃一共編『グローバルな規範/ローカルな政治:民主主義のゆくえ』上智大学出版, pp.127-159

⑲(2007)「民主化支援の逆説:カンボジアにおける国際選挙監視を事例に」金敬黙・福武慎太郎・多田透・山田裕史編著『国際協力NGOのフロンティア:次世代の研究と実践のために』明石書店, pp.147-177

その他

特定非営利活動法人 新潟国際ボランティアセンター(NVC)運営委員(2016年5月~現在)、にいがた市民大学運営委員(2018年4月~現在)、新潟にしかん地域循環共生圏協議会共同副代表(2020年~現在)