大学概要
2025年のフットボール
このぺージを読んでいらっしゃる高校3年のみなさんの多くが大学に入学するのは2025年の4月です。
21世紀もすでに四半世紀が過ぎました。四半世紀という表現も古くなりつつあるのかもしれませんが、便利な考え方でもあります。
日本社会が少子高齢化を迎える以前には、この四半世紀という表現は一世代と同義のように使用されることもありました。
一人の人聞が生まれて25年たったころに自分の子をもつようになるという人生のサイクルを示す言葉でもあったのです。
本学も開学以来、30年を超えています。
すでに一世代が動いたわけで、その証拠のように数年前から本学卒業生のお子さんたちが本学に入学するようになってきました。
ただしそれらのサイクルは同じものが繰り返されるということではありません。
次々に新しいことが起こっていきます。
21世紀の二番目の四半世紀は最初の四半世紀とはまったく異なるものになるはずです。
それらをすべての人聞が体験し、自分の世界観をつくっていくのです。
新潟県内在住のみなさんにとって高校時代の思い出のひとつはアルビレックス新潟が2022年にJ1昇格を決めたことではないでしょうか。
J2降格となったのは2017年ですから、みなさんにとってアルビレックスはJ2のチームだという意識が長いあいだあったはずです。けれども反町康治監督のもとアルビレックスが最初のJ1昇格を決めたのは2003年なので、その14年間に生きていた人たちにとってアルビレックスはJ1のチームでした。
こうしてフットボールチームの記憶もどんどん上書きされていきます。
おおげさな言い方をすると、意識のこうした上書きをおこなうことがそれぞれの「同時代」を生きるということです。
そして大学という組織はその意識の上書きについて研究し、その成果を学生と共有することによって社会の同時代性を確認する場なのです。
21世紀における第二の四半世紀の開始期となる2025年、フットボールを応援しながら大学で同時代性について考える技も身につけてください。
(2024年4月)
大学の理念
「日本文化と異文化との違いを理解し、国や地域を越えて情報文化に貢献できる人材を育成します。」
「情報社会を先導し、国・地域・人間の文化を尊重しつつ、国や地域を越えて人類の福祉向上に貢献します。」
今、人類は国境や地域、そこに根づいた文化の違いを大切にしながらも、よりグローバルな価値観のもとに情報ネットワークを形成しつつあります。そのつながりを人類の共存・共生のための真の絆とするために、新潟国際情報大学は開学しました。情報文化の創造とさらなる発展に貢献する人材の育成を通じて、世界平和の実現を目指します。
目的
新潟国際情報大学は、日本文化の理解の上にたち、国際的視野のもと情報文化の発展に貢献できる有為の人材たらんとする意欲あふれる青年を教育し、健全な心身を持つ、個性豊かな人間形成に資することを使命とします。
ディプロマポリシー【学位授与方針】
国際学部
卒業までに達成すべき学習基本目標
・グローバルな課題に批判的な問題意識と建設的な眼差しをもって向きあう実践的な態度を獲得し、国境を超えた個別具体の問題への認識を深める国際教養および研究手法を体得していること。
・高度な語学運用力をもって異文化理解の精神を研ぎ澄まし、国際社会なる多文化状況にあってポジティブに協調的にネットワークを拡張していく意欲と能力を身につけていること。
・新潟という地域社会にあって、上記の学術的素養を日々の生活に活かす方途をたえず摸索する強い意欲をもち、これを具体化していく社会関係構築能力を獲得していること。
卒業までに達成すべき具体的な基準
・全学基礎科目・学部基礎科目・専門科目より126単位以上を修得していること。
・全学基礎科目・学部基礎科目の両科目群より所定の単位数を修得していること。
・専門科目群より所定の単位数を修得していること。
・卒業論文のための研究過程を通じて自立的研究遂行能力を獲得していること。また卒業論文中間報告会および卒業論文最終発表会において論文の判定を受け、最終的に合格すること。
・専門科目の語学系科目群より所定の単位数を修得していること。
経営情報学部
経営情報学部では、地域の教育機関と連携しながら産業界等のニーズ及びその変化に対応した教育研究を行うことで社会や地域に貢献するとともに、健全な企業経営を通じてより効率的で効果的な経済活動を実現するため、経営学全般に関わる知識、情報を使いこなすための知識、人間活動や社会環境に深く関わる情報システムの機能と仕組みを習得し、社会に対する責任を果たしながら、組織経営の変革及び情報社会の発展に貢献できる人材を育成することを目的とする。
具体的には、経営学に関する基礎的な知識、さらには、企業や組織体の目的と構造、経営資源(人、物、金、情報)のマネジメント技術、システムの戦略的なプロセスの実践に活用できる知識や技術などを習得することで、社会・経済の発展や人々の豊かさに貢献しながら、より効率的で効果的な経済活動、より健全な企業経営を実現できる人材を育成する。
これらの教育目的を達成するために、次に掲げる目標の達成に努める。
・健全な社会生活を営むための常識を持ち、他者と協力して問題解決に取り組むことができること。
・国際理解とコミュニケーションに必要な英語力の基礎があること。
・情報や情報システムの利活用方法を習得し、仕事や生活に活用できること。
・自主的、計画的に情報を集め、考察し、自らの見解を加えて記述し発表できること。
・経営学科
経営学科は、地域の教育機関と連携しながら産業界等のニーズ及びその変化に対応した教育研究を行うことで社会や地域に貢献するとともに、健全な企業経営を通じてより効率的で効果的な経済活動を実現するため、経営学の分野を主体的に学修し、それに関わる人間活動や社会環境、及び情報や情報システムの知識を習得し、社会に対する責任を果たしながら、組織経営の問題解決を提案・支援・実現できる人材を育成することを目的とする。
具体的には、企業を経営・起業できる人材、これらを支援できる人材、人間の特性および人間活動、社会環境の理解に基づいた、地域の問題解決を提案・支援・実現できる人材、および国際的な視野を備えグローバルに活躍できる人材を育成する。
これらの教育目的を達成するために、次に掲げる目標の達成に努める。
・情報システムを活かした企業経営に関わることのできる能力を獲得していること。
・人間活動や社会環境に配慮した問題解決ができる能力を獲得していること。
学士(経営学)の学位は、経営学科の所定在学年数、所定単位の修得等、卒業要件を満たしたものに与えられる。
・情報システム学科
情報システム学科は、地域の教育機関と連携しながら産業界等のニーズ及びその変化に対応した教育研究を行うことで社会や地域に貢献するとともに、健全な企業経営を通じてより効率的で効果的な経済活動を実現するため、人間や社会に関する幅広い視野を持って、情報を使いこなすための知識、情報システムの機能、仕組み、設計・開発手法を習得し、社会に対する責任を果たしながら、情報システムの企画・設計・開発・管理・運用のできる人材を育成することを目的とする。
具体的には、情報を使い新しい価値を創造できる人材、情報システムの企画・設計・開発・運用・活用のできる人材、自らプログラミングをベースとしたものづくりができる人材、および与えられた環境下で費用対便益を考慮して幅広い視野で問題解決を実施できる人材を育成する。
これらの教育目的を達成するために、次に掲げる目標の達成に努める。
・仕事の仕組みをシステム的に考え、データを重視した論理的な判断ができる能力を獲得していること。
・情報処理技術とネットワーク技術、情報と情報システムの企画・設計・構築等に携わることのできる能力を獲得していること。
学士(情報システム学)の学位は、情報システム学科の所定在学年数、所定単位の修得等、卒業要件を満たしたものに与えられる。
卒業時に取得できる資格
・技術士補(JABEE プログラム修了者で登録手続きを行った場合)
カリキュラムポリシー【教育課程の編成・実施方針】
国際学部
基本的な教育方針
交通や通信が爆発的に進歩した現代の社会では、人々の国境を越えた交流はますます密になり、地球上のあらゆる地域の動きがここ新潟でもダイレクトに交差している。市民としての認識の力をつけていく上で、国際社会に対する幅広い教養は必須のものだといえる。国際学部国際文化学科の基本的なねらいは、こうした地球時代に真摯に向き合い学ぼうとする人々に真に自由な学びの場を提供することにある。このねらいのもと、(1)英語・中国語・韓国語・ロシア語から主言語と副言語を選択し、(2)国際社会への理解を深める授業を幅広く履修し、(3)高度なコミュニケーション能力の修得を目指したゼミナールに4年間継続して参加するという三つの柱を立て、これを全学基礎科目(経営情報学部と共通)、学部基礎科目、専門科目に分け、4年間・126単位を卒業要件とする形で、カリキュラムを構成している。
経営情報学部
経営情報学部では、経営学に関する基礎的な知識、さらには、企業や組織体の目的と構造、経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)のマネジメント技術、システムの戦略的なプロセスの実践に活用できる知識や技術などを修得することで、社会・経済の発展や人々の豊かさに貢献しながら、より効率的で効果的な経済活動、より健全な企業経営を実現できる人材を育成する。
さらに、ディプロマポリシーに掲げる目標を達成するために、学生の主体性を重視しながら、基礎学力を確立するための充実したリメディアル教育の実施(入学前演習の実施、入学後の学力試験の結果による能力別クラス編成や科目の必修化など)、さらにはより専門性が高められる専門科目の配置など、充実したカリキュラム体系を展開する。
具体的には、到達目標は下記の科目の学修に対応している。
・健全な社会生活を営むための常識を持ち、他者と協力して問題解決に取り組むことができること(主に基礎ゼミナール、基礎科目の学修に対応)。
・国際理解とコミュニケーションに必要な英語力の基礎があること(主に英語科目の学修に対応)。
・データ及び情報システムの利活用方法を修得し、経営に活用できること(主に専門科目の学部共通の学修に対応)。
・自主的、計画的に情報を集め、考察し、自らの見解を加えて記述し発表できること(主にゼミナール及び経営学研究(経営学科)、卒業研究(情報システム学科)、卒業論文の学修に対応)。
中長期計画
情報公開・組織体制
1993(平成5)年 | 12月 | 学校法人 新潟平成学院設立認可(理事長 小澤辰男 ~H17.12.21) |
---|---|---|
1994(平成6)年 |
2月 4月 6月 |
第一回入学試験実施 新潟国際情報大学開学(学長 内山秀夫 ~H10.3.31) 開学記念式典開催 (6月8日創設記念日) |
1998(平成10)年 | 4月 | 学長 小澤辰男 就任( ~H12.3.31) |
2000(平成12)年 |
1月 4月 8月 9月 11月 |
大学入試センター試験導入 学長 武藤輝一 就任( ~H20.3.31) 中国の北京師範大学歴史学部と交流協定締結 カナダのアルバータ大学へ留学(情報システム学科海外夏期セミナー) 北京師範大学へ留学(情報文化学科パイロットプログラムとして派遣留学) ロシアの極東国立総合大学と交流協定締結 |
2001(平成13)年 |
1月 4月 |
アメリカのノースウエスト・ミズーリ州立大学教養学部と交流協定締結 韓国の慶熙大学国際教育院と交流協定締結 本格的に留学プログラム開始(アメリカ・カナダ・韓国・中国・ロシアの5コース) |
2002(平成14)年 |
4月 9月 10月 |
新潟大学、敬和学園大学との単位互換制度開始 市街地キャンパス(旧新潟中央銀行跡)取得 情報センター棟増築工事着工 |
2003(平成15)年 |
4月 |
新潟大学、新潟経営大学、新潟産業大学との単位互換制度開始 |
2004(平成16)年 | 4月 | 新潟中央キャンパス エクステンションセンター(オープンカレッジ)開講 |
2005(平成17)年 | 12月 |
理事長 武藤輝一 就任( ~H22.3.31) |
2007(平成19)年 | 8月 | 文部科学省教育改革プロジェクト(現代GP)に採択 |
2008(平成20)年 |
3月 |
大学機関別認証評価の結果 適合と認定 |
2009(平成21)年 | 7月 |
文部科学省大学教育・学生支援推進事業(学生支援プログラム)に採択 |
2010(平成22)年 | 4月 |
理事長 関根秀樹 就任( ~H25.12.21) |
2012(平成24)年 |
4月 10月 |
学長 平山征夫 再任 韓国の光云大学校東北アジア学部と交流協定締結 |
2013(平成25)年 |
4月 |
国際学部設置届出書 提出 |
2014(平成26)年 |
4月 |
国際学部 国際文化学科 新設、2学部2学科へ |
2015(平成27)年 |
3月 |
大学機関別認証評価の結果 適合と認定 |
2016(平成28)年 |
4月 |
学長 平山征夫 再任( ~H30.3.31) |
2017(平成29)年 |
4月 |
経営情報学部設置届出書 提出 |
2018(平成30)年 |
4月 |
経営情報学部 経営学科/情報システム学科 新設、2学部3学科へ |
2019(平成31)年 |
4月 |
新潟中央キャンパスに社会連携センター設置(エクステンションセンター廃止) |
2019(令和元)年 |
5月 |
新潟中小企業家同友会と新潟SKYプロジェクト連携協力協定締結 |
2021(令和3)年 |
7月 |
株式会社大光銀行と包括連携協定を締結 |
2022(令和4)年 |
3月 |
大学機関別認証評価の結果 適合と認定 |
2023(令和5)年 |
12月 |
理事長 佐々木辰弥 再任 |