私の研究テーマと連動して、2014年より、実際に再生可能エネルギーを市民と行政の協力で創りだし、運営するという活動を行っています(一般社団法人「おらってにいがた市民エネルギー協議会」)。新潟市や村上市とパートナーシップ協定を締結し、2つの株式会社も設立、公共の土地や屋根も含め県内40か所で太陽光発電事業を行っています。2019年には、パルシステム電気と提携し、新潟で初めて地産地消の一般向け自然エネルギーも実現しました。また現在は、津南町で小水力発電所(約700kW・12億円規模)も計画中です。
発電事業のみならず、その収益を利用し、県内の環境エネルギー教育に努め、有望な大学生インターンも輩出してきました。地域の「エネルギー転換」を媒介に、新潟を「幸福度世界一」の農業国デンマークのようにすることが目標です。また、本学も参加する「にしかん地域循環共生圏協議会」の事務局兼共同代表も務め、大学の地域連携事業にも貢献しています。