平成28年度第3回スタッフセミナー開催のお知らせ

■要旨：

2015年12月28日、日韓外相の記者会見を通じて日本軍「慰安婦」問題の「最終的かつ不可逆的」な解決が宣言されました。果たして、この合意は被害者の要求を反映したのでしょうか？被害者の人権回復と平和のための叫びが、すべて聞き入れられたのでしょうか？金学順さんが勇気を出して初めて名乗りをあげてから25年、 「慰安婦」として連れていかれた女性がどのような被害にあったのか、被害を受けることにより変わってしまった人生とは、痛みを乗り越え20年以上続いた闘いとは、被害者の思いとは、どのようなものであったのか？を改めて問い直してみようと思います。韓国では12-28合意後、日本軍「慰安婦」問題は、女性運動から市民社会運動へと拡散しました。次世代に再び戦争による被害者を生み出さないよう、 政治的談合ではなく奪われた人間の権利の中から、日本軍性奴隷制問題解決運動の現況と課題について皆さんと考えたいと思います。