第15回新潟・ロシア語スピーチコンテストで本学学生が入賞

 平成27年6月27日(土)、新潟市中央区のクロスパルにいがたにて「第15回新潟・ロシア語スピーチコンテスト」が開かれ、コンテストの最難関である一般(上級)の部で本学情報文化学部 情報文化学科3年の金子 修登 さんが3位に入賞しました。

 また、同コンテストの入門B(中級)の部では同3年の小林 開 さんが3位に入賞し、さらに入門A(初級)の部でも本学国際学部 国際文化学科2年の髙橋 佳那子 さんが準優勝の成績を修めました。

 本コンテストは新潟県内の大学生を中心に、全国から参加者を集め、1年に1回開かれます。本年は本学情報文化学部 情報文化学科(2014年度入学生からは国際学部 国際文化学科)から3年生6名、国際学部 国際文化学科から2年生6名の計12名が参加しました。今年のコンテストは昨年を上回る28名の出場者を集めた激戦でした。そのなかで本学学生は上記の見事な結果を修めました。複数名の入賞(3位以上)は5年連続であり、一般(上級)の部での入賞は2年連続です。

 一般の部の課題は5分以内のフリースピーチでした。金子さんは「От Сандзё до Камчатки(三条からカムチャッカへ)」という題で話し、北洋漁業の先駆者である三条出身の堤清六の物語を洗練されたロシア語で正確に表現しました。金子さんの3位入賞は昨年の入門Aの部の優勝に続く快挙です。一般の部は上級者向けであり、本学からは派遣留学経験者の4年生の挑戦が恒例でした。しかし、金子さんは留学未経験であり、かつ学習歴の短い3年生です。金子さんの今回の成績は極めて高い評価に値します。

 入門Bの課題は3分以内のフリースピーチでした。小林さんは「棋士という職業」という題で話し、将棋や棋士の歴史などの難しい内容を的確なロシア語で表現し、すべての質問に正確に答えました。小林さんは昨年、本学の派遣留学制度を利用して約4か月間、国立ウラジオストク経済大学に留学しました。3位入賞は留学先での小林さんの研鑽の結果にほかなりません。

 入門Aの課題は小文「Немного о театрах(劇場について)」の暗唱でした。12人が参加する激戦のなか、2年生の髙橋さんは完全な暗唱に成功しただけでなく、難しい発音とアクセント、イントネーションを正確に表現し、審査員の高い評価を受けました。

 本コンテストは入門A(初級)、入門B(中級)、一般(上級)の3部門からなり、今年で第15回目を迎えます。新潟・ロシア語スピーチコンテスト実行委員会が本コンテストを主催し、新潟市が後援し、その他、本学を含む各企業・団体がコンテストに協賛しました。入賞した学生の皆さん、大変おめでとうございました。