情報文化学科および情報システム学科による開学20周年記念シンポジウムを開催しました

 本学開学20周年記念イベントといたしまして、情報文化学部 情報文化学科および情報システム学科の各シンポジウムを平成25年11月3日(日)に開催しました。前日(11月2日(土))は、開学20周年記念式典および祝賀会、公開シンポジウムが行われましたが、2日目の各学科のシンポジウムも大いに盛り上がりを見せていました。

情報文化学科シンポジウム風景

酒井 直樹 氏による基調講演

ディスカッションの風景

 情報文化学科では、開学20周年記念学術シンポジウム「東アジア〈共生〉の条件―「格差」と「差別」を越えて」をANAクラウンプラザホテルにて開催しました。

 シンポジウムでは、コーネル大学教授の酒井 直樹 氏を講師としてお招きし、基調講演として戦後の日本政治が抱える問題について、脱植民地化の過程における恥の体験の重要さという視点から論じていただきました。

 続く午後の2つのセッション『グローバルな「格差」と「差別」の諸相と展望』、『境界=海を越える〈共生〉の試み』では、本学海外提携校をはじめとする専門家による、各地の「格差」と「差別」の現状と、それをのり越える可能性についての研究発表が行われました。また、ディスカッションでは、活発なコメントや意見交換が繰り広げられ、集まった参加者は熱心に耳を傾けていました。

情報システム学科シンポジウム風景①

情報システム学科シンポジウム風景②

ディスカッションの風景

 情報システム学科では、20周年記念シンポジウム「新潟における経営革新の実践を考える -人間中心の情報と経営の実践-」を新潟日報メディアシップにて開催しました。

 シンポジウムでは、一橋大学名誉教授の野中 郁次郎 氏、トヨタ自動車 TQM推進部 室長の鈴木 浩佳 氏、NTT東日本 元取締役の潮田 邦夫 氏、北陸先端科学技術大学院大学教授の橋本 敬 氏を講師としてそれぞれお招きし、知識創造理論の創生、実践、そして理論的展開から異分野への広がりについてご講演いただきました。来場者の多くは企業の現場で様々な取り組みを実践されている方々であり、知識創造理論の背景を深く知る事だけでなく、実践の知恵を得ることができたと大好評でした。また、今後もこのようなシンポジウムを新潟で開いてほしいとの要望も多く寄せられました。約200名の来場者を迎え、大盛況のうちに終了することが出来ました。

 各学科のシンポジウムにご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。