令和2年 年頭のご挨拶

「踏み出そう 新たな四半世紀へ 咲かせよう NUISの大輪を」

 学生の皆さん、ご父母ならびに教職員の皆さま明けましておめでとうございます。清々しい気持ちで新たな年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

 昨年新潟県は国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の開催で大いに盛り上がりました。ラグビーワールドカップでの新潟出身稲垣啓太選手の活躍も見事でした。日頃大人しい、あるいは奥ゆかしいと言われる新潟県人も弾けるときは弾ける。新潟県人の、それも若い人たちの底力を見せつけられた年でもありました。

 本学も創立25周年を迎えた昨年は春先から各種記念行事で盛り上がりました。 環日本海経済研究所、にいがた産業創造機構との共催による国際化フォーラム「地域と共に!未来へ」、小和田恆氏を本校みずき野キャンパスに迎えての記念講演「21世紀の国際秩序と国際裁判」、国際学部、経営情報学部による新潟中央キャンパスでの記念シンポジウムなどの開催が相次ぎ、いずれも好評裡に終えることが出来ました。また4月に立ち上げた社会連携センターも地域社会や産業界を相手に積極的に活動を開始し、順調に「協働」という所期の目的を達成しつつあります。

 一方施設面での梃入れとして、みずき野キャンパス管理研究棟エントランスホールの壁面に本学創立者小澤辰男先生のレリーフと共に、世界地図上にこれまで本学が歩んできた歴史を記したパネルを設置しました。このパネルにはこれからの25年、50年、100年の歴史を掲載できる十分なスペースが設けられております。

 また、本学のアイデンティティーを表すキャッチコピーを新たに募集し選考を行ったところ、結局「つなぐ つなげる つながる」が選定されました。従前の名惹句を引続き利用することになった訳ですが、温故知新ということで、若い伸び盛りの本学に相応しい、そしてまだまだ活用出来る素晴らしいキャッチコピーだと思っております。

 さぁ、新しい四半世紀の始まりです。これから皆さんと一緒に伝統を作り上げて参りましょう。NUISの輪をますます広げて参りましょう。そして先程紹介した「パネル」に輝かしい歴史を書き込んで参りましょう。

新潟国際情報大学 学長 野崎 茂