◆ 講座概要

  今年7月にインドで開催された世界遺産委員会で「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されました。古くは平安時代の『今昔物語集』に金の採れる島として記され、室町時代に世阿弥により「黄金(こがね)の島」と謡われた佐渡島。安土桃山時代末に国内最大の相川金銀山が発見され、その後江戸幕府の直轄領となりました。
 幕府は貨幣素材の供給地として佐渡島を重視、佐渡奉行を派遣して、より効率的かつ大量に金銀を生産する方途を探るようになりました。その結果、多くの人材や技術が佐渡島に集中し、島は大きく変容していくことになります。
 この講座では、視点の中心を江戸時代に据えつつ、「佐渡島の金山」がどのように形成・発展し、どのように内外に大きな影響を及ぼしていったかについて探究していきたいと思います。

◆ 講座内容

第1回:「佐渡島の金山」のはじまり ~西三川砂金山から相川金銀山へ~
第2回: 鉱山の衰退と再生 ~佐渡奉行たちの挑戦~
第3回: 花開く鉱山文化 ~鉱山都市相川の発展と鉱山文化の形成~
第4回: 近代への躍動 ~西洋との接触と世界に雄飛する人材~

◆ 講師

余湖 明彦(元新潟県教育庁文化行政課世界遺産登録推進室副参事)

◆ 開講日、開講時間

10月16日、10月30日、11月13日、11月27日(水曜日 全4回)
13:30~15:00

◆ 定員

30名

◆ 受講料

全4回で 一般5,000円、在学生1,500円、卒業生・父母・法人会員4,000円

◆ 会場

新潟国際情報大学 新潟中央キャンパス(新潟市中央区上大川前通7番町1169)

◆ 申込み

オープンカレッジ講座申込み(https://ssl.smart-academy.net/nuis/
または電話、郵送、FAXにてお申込みください。(郵送・FAXでお申込みの方は、受講申込書をご利用ください。)

◆ 締め切り

令和6年10月2日(水)

◆ お問い合わせ

新潟国際情報大学 社会連携センター TEL:025-227-7111