英語授業でティーチングアシスタントを経験。
いま、お客さまと接する場面に活きています。
株式会社第四北越銀行 上越地区営業店
加藤 直也 さん
2023年本学卒業
以前から、将来は地元の新潟を盛り上げたいという思いがあり、地域に貢献できる就職先として金融機関を選びました。1年目から第四北越銀行上越地区営業店に配属となり、窓口業務を担当しています。スキーシーズンには外国人観光客が多いほか、スノーリゾートで仕事をしている外国の方や学校のALTで来日している方などが口座開設にいらっしゃることもあり、そうした際には英語で対応しています。金融機関というと経済のイメージかと思いますが、私が学んできた語学も活かせていると感じています。
大学では2年次から3年間、英語基礎のティーチングアシスタント(TA)として先生の助手を務めました。きっかけは、1年次にお世話になったTAの先輩に憧れたこと。後輩のためになりたい、自分の英語の向上のためにもやりたいと思い、無理を承知で先生にお願いしたところ、快く受け入れていただきました。そこで培ったコミュニケーション力が、お客さまと対面するいまの仕事に非常に役立っていると思います。新型コロナウイルス感染症禍になり、留学できなかったのは心残りでしたが、大学生活はとても充実した4年間でしたし、学生の向上心をサポートしてくれる、素晴らしい学修環境であったと思います。

学内の観光プロジェクトに参加。
国際交流を経験し、成長を実感した4年間。
東日本旅客鉄道株式会社 新潟支社 庄内統括センター
相澤 裕花 さん
2024年本学卒業
将来は観光に携わる仕事をしたいという希望が叶い、JR東日本に入社しました。いまは駅の窓口・案内業務のほか、首都圏に向けた山形県庄内エリアの情報発信や鉄道イベントの企画運営なども担当しています。インバウンドのお客さまも多く、英語を基本に、専攻だった中国語や、副言語だった韓国語も使いながら接客しています。駅にいらっしゃるお客さまは、さまざまな目的をもって電車をご利用されます。そうした方々のお役に立てるのが喜びです。
大学では、新潟県観光協会と共同で新潟県内の魅力を学び、国内外にPRする活動を行う「NUIS TOURISM PROJECT」に1年次から参加しました。SNSで新潟の情報発信を行ったほか、新潟港に寄港するクルーズ船の乗客のおもてなしでは市内の観光案内も務めました。また、4年次には中国で行われた観光系の学会でプロジェクトの活動を紹介する機会があり、中国語と英語で発表しました。外国語を授業で学ぶだけでは身につかないのではないかと思っていたのですが、プロジェクトでは外国語を使う場面が多く、コミュニケーションの取り方も学べる貴重な時間が過ごせました。大学は先生との距離が近く、経験を積むことができる場所。ここで学べてよかったと思っています。

蓄積された経験値が社会に出たときに力になる。
大学時代はより多くの体験を。
株式会社DI Palette 代表取締役社長
遠山 亮 さん
2001年本学卒業
新潟市に本社を置くDI Paletteという会社は、印刷を本業に、情報発信のプロフェッショナルとして、新潟と首都圏のお客さまを中心にサービスを提供している会社です。私は最高経営責任者として、経営方針や事業計画の策定をはじめ、全社に渡る管理・監督を行っています。
新卒で入社したのは情報・通信業で、ITエンジニアとして働いていました。新潟で約7年、東京で10年ほど仕事をしてUターンし、いまの会社に入社しました。印刷というとアナログなイメージがあるかと思いますが、現在は技術が進化し、デジタル要素が強くなっています。ハードも、それを動かすオペレーションもデジタル化されていて、広報プロモーション媒体も、印刷物が主流だった時代からSNSや動画配信など多様化しています。また、企業経営ではDXが急務。こうした流れを見ると、大学でデジタルの知識を得ていてよかったと思いますね。一方で、大学で学んだことが社会でそのまま活きるかというとそうでもなく、積み重ねてきた経験が、将来、必要なときに力となって発揮されるのだと感じます。大学は学業、社会活動などさまざまな素地を学べる場です。経験値をたくさん蓄積する学生時代にしてほしいと思います。

ゼミの発表で鍛えた提案力が
プレゼンテーションの下支えになっています。
株式会社BSNアイネット ヘルスケアビジネス事業部 システム部
水上 樹里 さん
2023年本学卒業
BSNアイネットはITソリューションを提供している会社で、私はヘルスケアビジネス事業部で病院・医院が使用する電子カルテのシステム導入やサポートを担当しています。お客さまによって要望が異なるので、お話を聞いて反映させることが重要で、人の健康や命に関わる分野ということもあり、責任も感じながら仕事に取り組んでいます。
ITの面白さは、世の中が便利になる、ということが一番。ITの力があればさまざまな課題に新しい視点を持って、いろいろな解決策を提案できるところが面白いと思います。プログラミングの授業でC言語を学んだことが基になり、システムの仕組みや動きを理解できているので、基礎の大切さも改めて感じますね。卒業研究では県民の不満テキストデータから地域課題を発見し、解決につなげていく手法の研究に取り組みました。卒業後、先生から「良くできているから」と国際会議に提出する機会をいただき、驚きました。ゼミでは人前で発表をする機会が多く、うまく説明できるようによく練習をしたのですが、その経験もお客さまに企画を提案する場面で活きています。大学生になる皆さんには自分の未来の選択肢を増やし、視野を広げるためにも日々の学びを大切にしてほしいと思います。
