(1)まずは慣れよう
プログラミング
- コンピュータは偉大な馬鹿である
- プログラミング=プログラムを作る作業
- プログラミング言語:プログラムを作る(コンピュータに命令
を与える)ときの言葉
- 機械語(マシン語): コンピュータが理解できる言語
C言語とは
- 構造化プログラミング向き言語
- 低水準な言語
- データ型が豊富
- コンパクトな言語仕様
- 関数によるモジュール化
- 移植性が高い
プログラムの作り方
プログラム作成の流れ
教科書の補足
1-1 まずは計算結果を表示
教科書 List1-1
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("%d", 15+37);
return(0);
}
画面に表示する printf(" ")
- " "の間に表示したい文字を書く
- \n 改行を表す
その他
- 複数の文
- 注釈(コメント)
- 読みやすいプログラムにする
計算結果の表示
- 計算に使う記号:足し算 +、引き算 -
- 整数を表示する場合は%d
教科書 List1-2
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("%d", 15-37);
return(0);
}
教科書 List1-3
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("15と37の和は%dです。\n", 15+37);
return(0);
}
書式化を行わない表示
教科書 演習1-1
15から37を引いた値を計算して「15から37を引いた値は-22です。」と表示するプログラムを作る。
教科書 List1-4
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("こんにちは。私の名前は○○です。\n");
return(0);
}
教科書 List1-5
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("こんにちは。\n私の名前は○○です。\n");
return(0);
}
教科書 List1-6
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("こんにちは。\n");
printf("私の名前は○○です。\n");
return(0);
}
教科書 List1-7
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("こんにちは。\a\a\a\n");
return(0);
}
教科書 演習1-2
下に示すような表示を行うプログラムを作る。ただし、プログラム中、printf関数の呼び出しは、1回限りとする。
風
林
火
山
教科書 演習1-3
下に示すような表示を行うプログラムを作る。ただし、プログラム中、printf関数の呼び出しは、1回限りとする。
もしもし。
こんにちは。
それでは。
1-2 変数
- 定数 :
プログラムの中で使われる数字(値は固定)
- 変数 :
数値などを格納するための「箱」
- 「箱」を使うためには、最初に準備しておかなければならない
- 整数を入れておく「箱」を作るには: int
変数名;
- 「int vx;」 としたとき、この変数vxは「int型である」と言う。
- 「,」で区切って複数の変数を宣言することもできる。
教科書 List1-8
二つの変数に整数値を格納して表示するプログラム
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int vx, vy;
vx=57;
vy=vx+10;
printf("vxの値は%dです。\n", vx);
printf("vyの値は%dです。\n", vy);
return(0);
}
代入
C言語等のプログラミング言語において、「=」は数学の意味の「等号」(等しい意味を表す)ではなく、「代入」と言い、右側の値(式の値)を左側
に入れることを表す
1-3 読み込みと表示
教科書 List1-9
整数値を読み込んで、その値を表示して確認するプログラム
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int no;
printf("整数を入力してください:");
scanf("%d", &no);
printf("あなたは%dと入力しましたね。\n", no);
return(0);
}
scanf・・・読み込みを行う関数
読み込み(キーボードからの入力)を行う関数
- 使い方: scanf(変換指定, &変数);
- キーボードから数値などを読み込むために使う
- 整数を読み込むときは"%d" と書く
- 読み込む変数の前には&を書く
- 理由はだいぶ後で説明します。今は「おまじない」でもOK
教科書 List1-10
整数値を読み込んで、その値を10倍してから表示するプログラム
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int no;
printf("整数を入力してください:");
scanf("%d", &no);
printf("その数の10倍は%dです。\n", 10*no);
return(0);
}
教科書 演習1-4
下に示すように、読み込んだ整数値に10を加えた値を表示するプログラムを作成せよ。
整数を入力してください:57
その数に10を加えると67です。
教科書 演習1-5
下に示すように、読み込んだ整数値から10を減じた値を表示するプログラムを作成せよ。
整数を入力してください:57
その数に10を加えると47です。
掛け算の記号
掛け算(乗算)を表す記号は、×でなく、半角の * (アスタリスク、アステリスク、と呼ぶ)
教科書 List1-11
整数値を二つ読み込んで、その和を表示するプログラム
#include <stdio.h>
int main(void)
{
int n1, n2;
puts("二つの整数を入力してください。");
printf("整数1:"); scanf("%d", &n1);
printf("整数2:"); scanf("%d", &n2);
printf("それらの和は%dです。\n", n1+n2);
return(0);
}
puts・・・表示を行う関数
- 画面に表示する(改行付き)
- puts("ABC"); と printf("ABC\n"); は同じ
C言語プログラムの書き方
- 基本は1行に1文だけど、複数の文を書くこともできる
- 見やすくする
教科書 演習1-6
下に示すような表示を行うプログラムを作る。ただし、表示にはprintf関数ではなくputs関数を利用すること。
風
林
火
山
教科書 演習1-7
下に示すように、読み込んだ二つの整数値の積(掛け算の結果)を表示するプログラムを作成せよ。
二つの整数を入力してください。
整数1:27
整数2:35
それらの積は945です。
教科書 演習1-8
下に示すように、読み込んだ三つの整数値の和を表示するプログラムを作成せよ。
三つの整数を入力してください。
整数1:7
整数2:15
整数3:23
それらの和は45です。
課題1
次の動作を行うプログラムを作りなさい。
- 下に示すように、実行すると自己紹介を表示するプログラムを作る
大学、学科、氏名や趣味や抱負などを見やすく表示させる
(実行例)
新潟国際情報大学 情報文化学部
情報システム学科 1年 河原和好
よろしくお願いします!
-
下に示すように、半径を読み込んで円の面積を表示するプログラムを作成せよ。入力する半径は整数とし、円周率は3とする。
半径を入力してください:10
円の面積は300です。
-
下に示すように、底辺と高さを読み込んで三角形の面積を表示するプログラムを作成せよ。入力する底辺と高さは整数とし、結果も整数(小数点以下切り捨て)とする。
底辺と高さを入力してください。
底辺:3
高さ:5
三角形の面積は7です。
- 一つのメールに全部の課題のプログラムと実行結果をまとめて貼り付
ける
- 宛先はkawahara、件名は「120XXYYY処理演習C1課題
1」のように学籍番号、講義名、課題名、を続けて書く(英数字は半角)。
- 最後に感想・考察を書く
感想は「難しかった、簡単だった、わからなかった」ですが、考察は「なぜ・どこが難しかったのか、なぜ・どこが簡単だったのか、なぜ・どこがわからなかったのか」を書いてください