大学案内2025
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NUIS CAMPUS GUIDE 202635太陽光発電のようす持続可能な社会の実現に向けて再生可能エネルギーの導入が進んでいますが、太陽光発電による発電量が、電力需要を上回ることで発電量を抑制するという出力抑制が近年実施されるようになってきました。資源が無駄になっているという整合性がとれていないこの現状をどうにかできないかと考え、「出力抑制」を卒業論文のテーマに選びました。出力抑制は、発電事業者にとって経済的な損失をもたらすため、太陽光発電事業者の立場から分析を試み、アンケート調査も行いました。太陽光発電事業に取り組む企業の意識を把握することで、現状や課題がより明確に見えてきました。知識がほぼゼロの分野でしたが、文献を何冊も読んで理解を深め、先生も丁寧に指導してくださり、論文を完成させることができました。国際文化学科 2025年卒業長瀬 壮斗(新潟県立長岡高等学校卒業)[ ゼミ生の声 ]自然と共生する都市のあり方を考える澤口ゼミは、地理学のゼミとして自然と人との共生をテーマに、地域活性化やまちづくりといったことに取り組んでいます。新潟市には潟が16残っており、なかでも大学近くには新潟市唯一のラムサール条約湿地である「佐潟」があります。また、新潟市は2022年に日本ではじめて同条約の湿地都市として国際認証されました。こうした背景から、ゼミでは国際湿地都市新潟の知名度向上とあわせて環境と共生する湿地のあり方について包括的に考えています。毎年、県外へのフィールドワーク(実習)にも積極的に出かけて見聞を広げます。このような活動を通じて、机上で終わることなく、生きた情報を自ら入手し分析する力を身につけます。担当科目:地球環境論、資源とエネルギー、世界地誌、新潟地域学(自然と開発)、情報処理演習2澤口 晋一[ 澤口晋一 研究室 ]ゼミナール / 卒業研究・卒業論文紹介

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