学生便覧2024
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 授業科目「キャリア開発1・2」は、①社会がどういうものであるのか、自分がどういう人間であるのかについて、自ら主体的に考えることによって、将来の自分の進むべき方向を発見し、それに向かって挑戦し、行動できるようになること、そして、②職業観の形成を図り、自分に適した就職・進学の目標を設定し、目標達成に必要な準備を自主的かつ意欲的に取り組むことができることを共通の目的にしています。 「キャリア開発1・2」は全学部共通の基礎科目であり、履修すると卒業要件の単位を1単位修得できます。(「キャリア開発1」は3年次前期、「キャリア開発2」は3年次後期開講) キャリア開発や就職ガイダンスをはじめ適性検査・就職模擬面接講座等の就職サポートプログラムは、学生が自分自身の人生の選択に有効に役立てるため、就職・進学にかかわらず、全員受講することが望まれます。そのため、全員参加が可能となるように、「キャリア開発1・2」が配置される曜日の時限には他の科目が配置されないように時間割が構成されています。 就業体験を通じて自己のキャリア実現に向けて主体的に考える力を実践的に学びます。実際に企業の中に身を置き、各世代の人々とコミュニケーションを取りながら、社会人として必要な様々な能力や技術に気付き、自己成長に結び付けることを目的としています。 本学では、(公財)新潟県国際交流協会から「国際交流ファシリテーター」として認証された学生が、9月と2月に県内の小中学校・高校にグループ単位で出向き、ワークショップ形式で国際理解教育を行うという、国際交流ファシリテーター事業を推進している。この取り組みは、文部科学省の大学教育改革補助金のひとつである「平成19年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(略称:現代GP)に採択された。2007年度からは県内の他大学も参加し、本学、敬和学園大学、上越教育大学、新潟県立大学、新潟大学の5大学がこの事業に取り組んでいる。 本事業の目的は、児童・生徒に国際理解教育を行うことによって、新潟県の国際化・活性化を推進することにある。2006〜2021年度に、本学学生のべ517人が国際交流ファシリテーターとして認証を受け、多くの小中学校・高校に派遣された。新潟市のほかにも阿賀野市、柏崎市、五泉市、佐渡市、胎内市、燕市、長岡市、村上市等の小中学校・高校において国際理解教育を行っている(派遣先の学校には、公共交通機関や貸切バスを利用して行く)。こうした活動は、地域における国際理解教育を推進する事業として、県内の教育界から高く評価されている。学修ガイド国際交流ファシリテーター事業 27キャリア教育国際交流ファシリテーター事業2.授業「キャリア開発1・2」の目指すもの3.授業「キャリア開発1・2」の位置づけ4.「インターンシップ」1.国際交流ファシリテーター事業とは2.国際交流ファシリテーター事業のめざすもの18

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