学報96号
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                年間生活したが、メトロで乗客の客家語を聞いたのは初2021年9月より1年間、タイ王国チュ遠隔授業・研究終え成果を発表はっかめいでん台湾・銘伝大学タイ・チュラロンコン大学 めいでん――国際文化学科 准教授 小林伊織――経営学科 准教授 藤田美幸台北メトロ車内では、駅名アナウンスが5言語(北京語・英語・台湾語・客家語・日本語)で行われている。ところが車内で聞こえる言語はほとんど北京語ばかりだ。帰国が近づいたある日、隣に乗っていた年配の女性2人が客家語で会話していて、思わず二度見してしまった。2015年まで台北で20郷土言語にみる台湾アイデンティティラロンコン大学ビジネススクール(以下チュラ大)で研究の機会を得ました。チュラ大はタイで最も歴史ある大学で、タイの近代化に貢献したラーマ5世チュラロンコン王の名を冠名にしています。入国当時、タイはロックダウン中であり、到着直後に隔離施設へ搬送され16日間を過ごしました。最も厳しい規制時期でもで20種以上あり、すでに消滅しめてである。このことが、政府が土着言語の復興に力を入れているにもかかわらず、北京語一強が加速する台湾の現状を象徴している。台湾には現行の土着言語だけた少数言語の復興や、新移民言語の教育も行われている。にもかかわらず、私が滞在中に発表された最新の調査によると、若年層で北京語以外を主要言語とする台湾人はほぼ消滅している。戦後、国民党によって北京語あり、1歩たりとも室外に出ることを許されず、窓の開閉も数センチしか叶いませんでした。隔離期間終了後、ようやく外気を吸える喜びに浸っていましたが、街は静まりかえり日用品を購入するのも大変な状況でした。そのような中、チュラ大は遠隔授業で、当初は許可証がなければキャンパス内に入構できませんでした。しかし、教職員の方々のサポートもあり感染対策につとめながら研究をの強制的普及が図られた台湾だが、民主化を経て、台湾語などが「郷土言語」として小学校の科目になって30年も経つ。また、昨今、中国が圧力を強める中、行いました。研究テーマのひとつに「スポーツ&ヘルスケアサービスにおける消費者行動」がありますが、コロナ禍および文化や商慣習の異なるタイでの調査研究は非常に困難を極めるものでした。しかし、地道に調査研究を続け、その成果は論文の公表や学会で発表することができました。コロナ禍において、海外で研究を続けながら生活することは非常に大変でしたが、有意義な1年を過ごすことができました。このような貴重な機会を与えてくださった本学、教職員の「台湾アイデンティティ」が高揚しているにもかかわらず、台湾語の復興が未だ実現しないのはなぜだろう。モノリンガル化が進む台湾は現在、小学校から各科目の授業を英語で行う「バイリンガル国家2030」政策を推進している。マルチリンガルな台湾で、なぜバイリンガル政策なのか。以上のような問に答えるべく、台湾北部にあり、本学の提携校である銘伝大学に昨年9月から1年間滞在した。皆様、チュラ大ビジネススクール教職員の皆様、そして調査にご協力いただいた皆様に心よりお礼を申し上げます。昨年より規模を拡大して開催しました。コロナ禍以降様々な行事が中止され、無もうれしく感じます。来年度以降、コロナ禍前よりも盛り上がるイベントになっていくことを願っています。最後に協力し事開催できるか心配でしたが、感染症対策と並行しながら先輩や学務課など多くの方からサポートしてもらい、約1100人を超える方にご来場いただき、無事に終えることができました。今年度は初めて前夜祭を開催して学内の雰囲気を大いに盛り上げることができました。また昨年はできなかったゲストを招いたイベントも開催、タイムマシーン3号ほかにご出演いただき、食スペースには昨年を上回る模擬店が出店し、にぎやかな大学祭になりました。今回の紅翔祭がコロナ禍の長いトンネルを抜ける光のようなイベントになったらとててくださった実行委員、教職員の方々、そして来場者の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。(紅翔祭 実行委員長 経営学科 3年今年新設されたK-POPサークル(VVS)によるパフォーマンス  小林秀徳)チュラ大ビジネススクール新潟国際情報大学 学報 国際・情報 令和4年10月発行 2022年度 No.3台湾北部で初めて英語教育が行われたオックスフォード・コレッジ10月1、2日の2日間、第29回紅翔祭を海外研修レポート第29回紅翔祭来場者千人超 賑わい復活

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