ひとりで過ごすということ編集後記に代えて入試委員長 臼井陽一郎ゆうげん湧源令和元年度に学業や課外活動において優れた成果を修めた学生をたたえる「表彰奨学金」の授与式が7月ンパス)で行われ、野崎茂学長から41人に証書と奨学金が授与されました。学長の激励に学生たちは一層の活躍を誓っていました。被表彰者は学業成績優秀者が16人(国際文化学科6人、経営学科4人、情報シ本学教員6人が8月5日、6日の2日間、新潟市の新潟商業高校で出張講義を行いました。これは同高からの要請をステム学科6人)。課外活動功労者が25人です。ち、スポーツ関係では県陸上競技選手権大会男子400mリレー優勝、地域活性化事業では、柏崎市での調査業務や祭りの運営、佐渡市ではSNSで地域の魅力を発信する取り組み、また新潟市赤塚地区では佐潟での砂丘保全活動、魚沼市では子受けて、同校国際教養科1、2年生を対象に「総合的な探求の時間」の一環として行われました。課外活動功労者のう本学教員が開催する6講座の中から、受講生163人がそれぞれ興味のあるテーマを選択して受講、1講座あたり30人程度、講義時間は大学と同講した高校生は、集中して講義を聴いていました。本学では、高校生がより広い世界に目を向け、今後の学習活動の一助となるよう、今後とも積極的じ90分でしたが、受供たちとコースターを作り、子供たちが地元のPRに関わることができる仕組みを構築するなど、県内各地で活性化に取り組み、活躍しました。に連携し、出張講義に取り組んでいきます。高校からはもちろん企業からの依頼もお待ちしております。最近、レイモンド・チャンドラーのマーロウものにハマっている。マーロウの名前は有名だ。いや、学生たちは知らないかもしれない。マーロウは探偵である。タフで、しかし優しい。彼が活躍するアメリカ社会は、貧富の格差激しく、人種差別の病に侵されている。とてもじゃないが、世界ナンバーワンの国力を誇る文明国家には見えない。社会のあちこちで金持ちがふんぞり返る。他者とくに異性は自らの欲望実現の手段にすぎない。マネーがすべてだ。そんな社会にあって、孤独に生きるマーロウは時に鼻持ちならない依頼人の利益のために働きつつも、人の真の優しさを絶対に捨て去ることがない。業としかいいようのない、見境なき欲望につぶされていく人間の、それでも刹那に醸し出される愛おしき人間的なるものに、マーロウはハードボイルドの微笑みを投げかける。好きなシーンがある。探偵事務所の夜、たったひとりでバーボンをロックで舐めながら、過去の名プレーヤーたちのチェスの棋譜をならべるシーンだ。クイーン・ギャンビットやインディアン・ディフェンス、あるいはふつうにスコッチ・ゲームといった序盤戦略の名前をマーロウが呟く。カッコ良くてね。コロナ禍の世界、多くの人びとが孤独の中で他者との関係を見つめ直している。そしてその孤独は、自分自身に再び向き合うチャンスにもなる。もちろん、マーロウのように深い孤独をゆっくり楽しめる人間なんてそうそういるもんじゃない。でも、マーロウの孤独の背景となるアメリカ社会の病理的なるものを、チャンドラーの小説から感じ取ってみるというのは、きっと良き勉強の機会にもなるとおもう。今の日本にも、マーロウの存在が必要だ。学学業業・・課課外外活活動動優優秀秀者者新潟商業高校に出張講義6講座に163人参加 1)研究論文・図書今井 裕紀(経営学科・講師)・(2020年3月)「職務上の資源が職務要求を介してワーク・ファミリー・コンフリクトに与える15日に本校(みずき野キャ敬称略新潟国際情報大学 学報 国際・情報 令和2年10月発行 2020年度 No.3臼井 陽一郎(国際文化学科・教授)・(2020年4月)編著『変わりゆくEU ─永遠平和のプロジェクトの行方』明石書店(276頁)越智 敏夫(国際文化学科・教授)・(2020年8月)書評論文『戦後「社会科学」の思想』(森政稔著・NHK出版)『図書新聞』8月15日高木 義和(情報システム学科・元教授)・(2020年3月)共著:石井 忠夫(情報システム学科・教授)、石川 洋(同・教授)、河原 和好(同・准教授)、小宮山 智志(経営学科・准教授)、中田豊久(情報システム学科・講師)藤田美幸(同・准教授)『パソコン学』新潟国際情報大学(75頁)藤本 直生(国際文化学科・准教授)・(2020年6月)『Globalisation and Its Effects on Team-Teaching』Cambridge Scholars Publishingアレクサンドル・プラーソル(国際文化学科・教授)・(2020年8月)『Japan in the 14th Century. Chronicles of the Power』(ロシア語)VKN出版社(256頁)影響―雇用形態に注目した調整媒介モデル―」『慶應経営論集』37巻1号(1〜13頁)号 第2面(274頁)堀川 祐里(国際文化学科・講師)・(2020年2月)「戦時期の女性労務動員が現代日本に残したもの ―『生理休暇』に焦点を当てて」(86〜103頁)鳴子 博子編著『ジェンダー・暴力・権力 水平関係から水平・垂直関係へ』晃洋書房・(2020年7月)書評『山川菊栄研究』(伊藤セツ著)『大原社会問題研究所雑誌』741号(65〜70頁)山下 功(経営学科・准教授)・(2020年5月)「公共交通事業における日本とカナダの比較 ―独占と競争―」『財務管理研究』吉澤 文寿(国際文化学科・教授)・(2019年12月)「第8章 1980年代の韓日歴史認識問題 ―『藤尾発言』を中心として」(262〜302頁)趙胤修著『韓日協定と韓日関係 ―1965年体制は克服可能か?』東北亜歴史財団(韓国・ソウル)(全410頁)越智 敏夫(国際文化学科・教授)・(2020年7月3日)「市民の政治と公共性の構築について」自治労新潟県本部青年部ウェブセミナ31号(152〜158頁)・(2020年6月)「『徴用工』判決にどう向き合うか ―日韓請求権協定の経緯と日本の植民地支配責任」(51〜71頁)内海愛子著『日韓の歴史問題をどう読み解くか 徴用工・日本軍「慰安婦」・植民地支配』新日本出版社(全256頁) 2)学会・研究会・講演等石川 洋(情報システム学科・教授)・(2020年7月3日〜7月6日)"A Case Study of Refactoring with UML Editor Plug-in for Eclipse ― Replace Type Code with State/Strategy ―" The 35th International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications(Online)出張講義に参加した教員と講座名佐々木 寛 大学に行こう!人生を真剣に考える人へ−越智 敏夫 アメリカとはどのような国か澤口 晋一 新潟は「潟」のまち −潟学のすすめ−臼井 陽一郎 英語を訳して政治を考えよう小宮山 智志 働くこと・学ぶことを楽しめるか山田 裕史 カンボジアから考える紛争、平和、開発 7教員の活動(本人申告による)41人に表彰奨学金授与
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