(国際文化学科教授申銀珠)(国際文化学科講師佐藤泰子)韓国で定着する文化コンテンツ学絶妙な英語表現に拍手情報システム学科 教授 西山 茂人生何が起きるかわからない。今回のコロナウイルス騒動を持ち出すまでもなく、人生100年と言われる時代では想像もしていなかったことだらけである。私事であるが・・・私はモノイジリ好きと父の影響(通信系技術者)で、いつかは通信系の技術者になると決めていた。大学は通信系の学部に進み、卒業後、運よく通信会社の通信系の研究部署に配属された。5年間はこの部署にいたのであるが、ある日突然「これからはソフトの時代だから、ソフトを勉強してこい」と言われて、なぜかコンパイラ(コンピュータの機械語翻訳プログラム)研究の部署に配置転換させられた。びっくりしたが、学生時代にはシミュレーションプログラムを書き、会社ではマイコン制御の通信機を研究していたので、どうにかなると思った。その後勉強してこいは反故にされ、通信会社を退職するまで、ソフトウェアの世界にどっぷりつかった。通信会社を退職した後、ソフト系の子会社に就職するつもりでいたのであるが、先に通信系の子会社に移った直属の上司だった方から、「うちに来い」と言われ、予定外の通信系の子会社に勤めることになった。その通信会社を退職する折に、故郷の新潟市役所が募集していた任期付きの職員募集に応募し、運よく採用され4年間務めた。自分が公務員になろうとは夢にも思っていなかった。今度は市役所を退職するための職探しの中で本学の教員募集に応募し、これもまた運よく採用が決まった。まさか自分が先生に、である。平凡な市井の人である私の人生でもこれだけの予定外のことが起こった。小さい予定外はおそらく数えきれない。新しい道に進む方々、自分の思いとは違う方向に進むことになっても落胆しなくてよい。人生何が起こるかわからない。だから楽しいのである。月24日、本学の卒業生・古川優『韓国朝鮮文化論』では、1美さん(2017年卒業)による「韓国の文化コンテンツ研究の現況と今後の可能性」という演題での特別講義が行われました。古川優美さんは、在学中、派遣留学(慶熙大学校)に参加したあと、4年次の1年間交換学生として光云大学校に学びました。卒業後は韓国政府の国費留人会員としてさまざまな取り組みに参加・協力しています。その一つが在本学は新潟日米協会法学生に選ばれ、韓国外国語大学一般大学院グローバル文化コンテンツ学部文化コンテンツ学科(修士課程)に進学し、今年の2月に卒業予定、という状況でした。たまたま新潟に里帰りしているという連絡を受けて急拠企画した特別講義でした。文化強国と称される韓国。今やK■POP、映画、ドラマなどさまざまな韓国の大衆文化は世界の人々に愛され消費されています。韓国の大学や大学院では文化コンテンツ学が新しい学問領域としてすでに定着していて、産学協力のプログラム等も日米国大使館・同協会共催事業の講演会・歓迎会および国際交流会(新潟県&市後援)です。そのプレイベントとして学生ブレゼンテーション大会(英語)が2月14日、新潟市の万代シルバーホテルで開催され、国際学部から3名のほか、県内の高校・専門学校・大学、外国人留学生など総勢約40名が参加しました。今年のテーマは「新潟から海外に発信(PR)したいこと―あなたが考える新潟特有のもの/こ活発に行われています。古川さんの修士論文『韓国原作の日本テレビドラマリメイク研究―〈シグナル〉と〈グッド・ドクター〉を中心として―』は、韓国と日本の文化のハイブリッド化の実例をあげて、文化を生産・発信する側への戦略的発展方案を提示した内容でした。講義では、修士論文の内容を踏まえながら文化コンテンツ学という新しい研究分野の具体的な中身を紹介してくださいました。講義のあと、受講生からは、講義内容に関する質問だけでなく、ソウルで生活するのに日韓ととは?」。アクティブラーニングに基づ 7き、それぞれの出身地域の食や文化・観光スポットなど思い思いに付箋紙に書き留め、最後にリーダーを中心にアイディアを模造紙にまとめ、発表。その間、には春の桜、夏の花火、秋の紅私を含むファシリテーター教員が英語の表現やプレゼン原稿など、議論が円滑に進むように助言を行いながら進めていきます。発表では竹内由貴(国際文化学科4年)さんが「松之山の婿投げ」を紹介。絶妙な英語表現で婿役の男子学生が実際に投げ関係の悪化の影響はないかなどの質問や、自分の目標に向かって突き進んでいく先輩の姿に感銘を受けた、文化を発信する側の内部の話がとても斬新で面白かった、など感想を述べてくれました。先輩後輩が互いにいい刺激を受けて学びあう場になったことが教員としては何よりもうれしかったです。られると、会場から拍手と歓声が沸き起こりました。最後に、講評としてケルシー・デリナルディス在日米国大使館員から「私の出身地であるコロラド州にも固有の文化があります。新潟県葉、冬のスキーなど四季折々、素晴らしい文化があることを知り、佐渡にも興味を持ったのでられました。いて直接大使館員と意見交換する機会にも恵まれ、学生にとって有意義な時間となりました。是非行きたいです」と温かいメッセージが送歓迎会では留学や奨学金につキョンヒカンウン韓国朝鮮文化論新潟から海外に発信したいこと 卒業生古川優美さんが特別講義 「松之山の婿投げ」 ―竹内由貴さんが発表湧源編集後記に代えてゆう げんマイク片手に発表する竹内由貴さん新潟国際情報大学 学報 国際・情報 令和2年5月発行 2020年度 No.1講演会風景発表する古川優美さん英語で「学生プレゼンテーション大会」
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