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月23日、初めて「小学生プログラ本学の新潟中央キャンパスで8ミング体験教室」を開催しました。ICT(情報通信技術)教育の必要性が高まり2020年度の小学校学習指導要領にプログラミング教育が盛り込まれることから、本学では先駆けて実施しました。情報システム学科の河原和好講師と学生2人の指導で、新潟市内の小学生4〜6年生とその親の20人ほどが参加。スクラッチというプログラミングツールを使い、パソコン画面で、「15度回す」「10歩動かす」などの指示に従いブロックを積み上げる感覚で操作し、キャラクターの動作をプログラミング。夏休みの自由研究にする小学生もいて、講師や学生に質問しながら目標にたどり着くと「やったー」と歓声を上げていました。各方面の関心は高く、長岡市の地方創生推進部などから視察が来ていました。(新潟中央キャンパス   企画室 片桐徹)国際学部、越智ゼミの学生がセント・オラフ大学(米国ミネソタ州)の学生と6月11日から2日間、福島県喜多方市(旧山都町)で合同農村調査、合同ゼミナールを行いました。これは日本研究に関する教育課程を有するセント・オラフ大学からの要望に応えたものです。調査のテーマは震災復興、有機農業、エコ・ツーリズム、残留放射能、風評被害などでした。初日は自己紹介の後、燕市内の工場の製造過程で残った端材を組み合日米混成3〜4人ずつグループに分かれ、全行程にわたってグループ単位で行動。これにより全員が(無理矢理でも)お互いに会話することになったようです。その後、会津山都地方の歴史について喜多方市教育委員会の方の講義を受け、実際に町内を移動しながら、地理的特徴や歴史的建造物などについわせ、アイデアで新たな品物を創造するイベントて長時間の解説をしてもらいました。日帰り温泉での入浴後、全員参加の流しようと燕市が主催した「アイデアソン(アイ「TSUBAMEHACK」が6月25日、同市方法などについて長時間議論し、内容を相互に発表しました。デア創出イベント)」。市内外の学生や若手クリエイターら54人がエント吉田の市民交リー。企業や工場が提供流センターでした金属プレスや部品開かれ、内田類、布などの端材から好亨研究室と藤きなものを選び、どんな田美幸研究室モノを作ろうか相談しアの学生15人がイデアを出し合い、3時参加しまし間で作品を製作、発表した。ました。創造力を育てて異業種交ームに分かれ、社会人の方々と協力して取り組み、完成した作品と、各懇親会となり、広間での学生の交流は深夜まで続いたと思われます。2日目は早稲谷集落に移動し、山間地域の農業について集中的に調査。福島県農業総合センター安全農業推進部の方から震災復興や除染作業、風評被害などについて説明を聞きました。午後は集落の交流会館で全体の総括。グループ別に各テーマについて、また山都町の将来の発展本学の学生も複数のチ企画時はうまくいくのか不安でもあった合同ゼミナールでしたが、実際に行ってみると、米国学生と明るく英語で冗談を言いあい、グループ別の発表でもかなり重要な視点を提示し合うなど、本学学生の積極的な姿勢が見られました。学生の国際交流に関しては、教員の心配など杞憂であることが証明されたように思います。このような成果の大きい合同ゼミナールとなったのも、ひとえに日米の学生を温かく迎えていただいた山都町の皆さんのおかげです。深く感謝申し上げます。(国際学部   教授 越智敏夫)チームの個性あふれるプレゼンテーションで会場は大いに盛り上がりました。情報システム学科3年の高井凌司さんが所属したチームは「SOLO(1人用の折りたたみ式バーベキューコンロ)」で数ある賞の中で一番名誉な賞として燕市長賞を受賞し表彰状と副賞を授与されました。き ゆう        !      7越智ゼミと St.オラフ大学の学生震災復興、除染、風評被害など議論福島で農村調査、合同ゼミ2階コワーキングスペースで開かれた小学生プログラミング体験教室新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成28年10月発行 2016年度 No.3新潟中央キャンパス本学学生所属チーム燕市長賞を受賞小学生プログラミング体験教室「やったー!」20人が歓声「端材」生かして創作

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