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SCHOOL」と、10日にスリ海外での実習を選んだのは、自分の英語能力を向上させたいという理由でした。実習の内容は「ビジネスゲーム」を使った授業のアシスタントを務めるというもの。最初は実習の内容にはまったく興味がなく、「ビジネスゲーム」という世界に関わるのもほとんどこの実習が初めてでした。授業のアシスタントを務める前に、ビジネスゲームの学会に参加しました。私が参加した学会は今年8月8日にタイのトンブリー大学で開催された「ISAGA2015 ワッタナ大学で開催された」という二つの学会でした。ビジネスゲームに関しての知識、興味が無かった私にとってこの学会への参加はビジネスゲームへのパッションをつけるきっかけとなり、ビジネスゲームの本質を学び、理解できたということが一番大きな収穫でした。また、この学会にはオブザーバーとしてではなく、オーガナイザーとして参加し、学会の運営に携わることができました。学会が終わると、TAとしての実習が始まり、タイのタマサート大学にて日本人教師の金子友海先生の補佐をしまSUMMER「THAした。主な業務は生徒の質問への対応。ビジネスゲームのルールに関する質問が非常に多く、生徒の質問は授業の合間の休憩時間にも続きました。学会に参加し、オーガナイザーとして運営を行い、自信をつけた私にとって授業のTAはそれほど大変なものではありませんでした。ビジネスゲームを世界へ発信して一つの分野として確立させたいといった明確な野心を持ち、ビジネスゲームに関する知識もあったので、教える生徒は私より一学年上でしたが、TAとして生徒より一区画上の立場としての振る舞いをすることができました。私の目的であった英語能力の向上は、学会でも授業でもすべて完全英語の世界だったので、それを達成することは必然でした。私がJA新潟電算センターを実習先に選んだ理由は、情報システムで新潟県の農業を支えるという点に魅力を感じたからです。私は、地元で自分の得意な情報処理技術を発揮できる仕事に就きたいと考えていました。そこで、JAグループの情報システムを担うセンターに実習を希望しました。実習では、6部署と監査室の全ての部署から、各部の業務内容の説明や研修などをしていただきました。開発部でのプログラミング演習では、新人社員の方々からご指導いただき、実際に開発部で使われているプログラミング言語のSQLとC#の演習を行いました。演習内容は少し難しかったですが、分かりやすくご指導していただけたので最後まで演習課題に取り組むことができました。また、運用部での業務体験では、実際に運用部の方々が仕事をされているデスクをお借りして、研修を行う機会がありました。会社の雰囲気というものは、入社してからでないと感じることができないと思っていたので、学外実習で実際の会社の雰囲気を感じることができて、とてもいい経験になりました。今回の実習では、多くの方々から貴重なお話をたくさん聞くことができました。就職活動はまだ先だと思っていましたが、今回の実習を終えて、やるべきことが多くあることに気付きました。今回の実習で学んだことや考えたことをさらに調べて、就職活動が始まるまでに知識や考えの幅を広げていこうと思いました。本年度の9月卒業式が9月16日、本校大会議室で行われ、6人(情報文化学科3人、情報システム学科3人)が平山征夫学長から学位記を授与されました。学長は式辞で「この大学での学びが、いつか必ず役立つときが来ます。皆さんには無限の可能性があります。社会人になっても常に学ぶ姿勢を忘れずに、これからの人生を歩んでいってほしい」と前途を祝福しました。式典には、星野理事長をはじめ白井情報文化学部、佐々木国際学部の両学部長ら関係教職員が出席し、社会人としての門出を激励。卒業生たち(式典参加5人)は気持ちを新たにして、それぞれの目標に向かって元気に巣立っていきました。 ISIM2015タイのタマサート大学新潟県農協電算センター左が小泉さん中央が熊倉さん新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成27年9月発行 2015年度 No.3 2情報システム学科3年 小泉 祥吾情報システム学科3年 熊倉 明日香学外実習ビジネスゲームの事業を補佐情報処理技術を地元で発揮9月卒業式新たな決意で 6人巣立つ就職戦線に備え成長
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