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教員海外研修便り 田村花菜絵ープがあります。          4このグループはデンマーク国内にとどまらず、EU内の大学や企業ともす。彼らの研究成果の利活用例の一つに、日本の情報文化学科4年クァンウン光云大学(韓国)で交換留学不安を乗り越えて楽しく授業今回留学することを決めてから、行きたい気持ちももちろんありましたが、不安の方がとても大きかったように思います。海外に一人で行くことも怖かったですし、全てにおいて初めての経験ばかりで戸惑いました。今回、光云大学には日本人留学生が6人いたので少し安心したのですが、クラスが違ったため、日本人は私一人になり、中国人などと話すときはどうしても韓国語を使わなければならないので、かえって語学を学ぶにはいい環境だ昨年9月から1年間の海外研修のため、デンマーク王国第2の都市オーフスにあるオーフス大学に滞在しています。この大学には、ソフトウェア工学の一分野である形式仕様言語(情報システムを構築するための仕様書=設計図を厳密に記述すったと思います。交換留学なので、語学の勉強だけでなく文化や歴史についての授業でレポートや発表があって、ついていけるか本当に不安でした。でも私が受けた授業は基本的に外国人向けの授業ということもあり、教授も分かりやすく説明してくださり、日本人が私一人のクラスということで気にかけていただきました。大変なこともありましたが、とても楽しく授業を受る言語)や、その言語による仕様の記述・検証支援ツールの研究・開発を精力的に行っているグルけることができました。最初は、韓国の学生と接する機会が少なく、韓国の学生が受けている日本語の授業にまじって勉強することにしたのですが、そのことによって、フェリカチップ開発プロジェクトへの導入(しかも成功)事例があり、国際学会で紹介されています。このようなアクティブなグループに、幸運にも客員研究員として参加でき、グループ単位で研究・開発を進めるという貴重な体験ができました。微力ながらツールの機能拡張に貢献でき、単なる「お客さん」で終わらずに済みました。帰国後もしばらくはこのグループの一員として研究活動を続けていきたいと思います。研修期間中は、研究活動だけではなく、適度なたくさんの学生と交流することができ、今では友達もたくさんできました。今回の留学で、以前の自分よりは少し自信がついて、成長したような気がします。就リフレッシュはいうまでもなく(笑)、大学院生向けの講義やデンマーク語講座を受講しました。講義は、教員と学生の質疑応答が活発に行われる対話型のもので、受講学生の勉学意識、参加意識の高さを感じました。デンマーク語講座は、長期滞在登録外国人向けに無料開講されているもので、入門コースを3カ月受講しました。1クラり、彼らは世界中からやってきた留学生や労働者でした。馴染みのない言語を学び、多くの国々の若者たちと交流し、貴重な体験ができました。ス20人前後の受講生がお活や卒論などで大変な時期に留学することには少し抵抗がありましたが、今はすごく貴重な体験だったと感じています。新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成26年7月発行 2014年度 No.2石川先生は前列左右が田村さん・(2014年4月20日)「憲法97条に寄せて」新潟県音楽九条の会(新潟市東区プラザホール)・(2014年4月22日)「大学に行こう!――人生を真剣に考える人へ」(新潟県立新潟西高等学校)・(2014年5月10日)「なぜ大学に行く必要があるのか――不確実性の時代と生きる力」(新潟県立新潟西高等学校)・(2014年5月8日)「平和学から見た坂口安吾 ①」「安吾の会」(クロスパルにいがた)・(2014年6月3日)「平和学から見た坂口安吾 ②」「安吾の会」(クロスパルにいがた)プラーソル・アレクサンドル(国際学部 国際文化学科・教授)・(2014年3月27日)「日本文化における『型』」North-East Federal University (ロシア・ヤクツク市)・(2014年3月28日)「ロシアの政権と文化」ヤクツク文化・教育省(ロシア・ヤクツク市) 3)競争的資金獲得研究内田 亨(情報文化学部 情報システム学科・教授)・(2014年4月〜2017年3月)平成26年度科学研究費助成事業基盤研究(C)「新潟市民のソーシャルネットワーク構造の決定」研究代表者區 建英(国際学部 国際文化学科・教授)・(2014年4月〜2017年3月)平成26年度科学研究費助成事業基盤研究(B)「自由主義と自由の制度化の多元性と相互作用:思想史の東西融合と学際的展開に向けて」研究分担者国の政治的役割に関する総合研究」研究代表者 4)委員・社会的活動・記事・その他小林 満男(情報文化学部 情報システム学科・教授)・(2014年2月28日)平成25年度第2回新潟市水道事業経営審議会出席(新潟市)小林 元裕(国際学部 国際文化学科・教授)・(2014年4月〜2017年3月)平成26年度科学研究費助成事業基盤研究(C)「東京裁判における中・(2014年3月18日)新潟市西川図書館協議会出席(新潟市)・(2014年4月1日より継続)一般財団法人自治体衛星通信機構理事近藤 進(情報文化学部 情報システム学科・教授)・(2014年2月1日〜2014年2月2日)青少年のための科学の祭典「光受信機を作ってリモコンの光を聞いてみよう」(アオーレ長岡)・(2014年2月24日)ネットキャラバンと光通信を学ぶ教室(信越情報通信懇談会・総務省信越総合通信局・新潟国際情報大学主催)(南魚沼市立五十沢中学校)会』について語ろう」パネリスト(新潟県高校会館)・(2014年6月14日)日本国際ボランティアセンター(JVC)主催・対談「JVC流『積極的平和主義』を考えよう」(東京ウィメンズプラザ)・(2014年6月29日)「集団的自衛権ぜったい反対!6・29集会」コーディネーター(クロスパル・(2014年2月23日)新潟平和研究センター(CPSN)主催・非暴力トレーニング実施(クロスパにいがた)ルにいがた)・(2014年3月23日)日本国際ボランティアセンター(JVC)主催・非暴力トレーニング実施(東京 天光院)・(2014年6月1日〜6月2日)「宗像国際環境100人会議」に招聘(福岡県宗像市)近山  英輔(情報文化学部 情報システム学科・准教授)・(2013年より継続)(独)理化学研究所環境代謝分析研究チーム、画像情報処理研究チーム客員研究員・(2014年4月〜)新潟大学超域学術院「パーソナルゲノム医学」学外構成員佐々木 寛(国際学部 国際文化学科・教授)・(2014年1月)日本平和学会第21期 会長就任・(2014年3月29日)「座談会 混迷の北東アジア 上」(『新潟日報』)・(2014年4月5日)「座談会 混迷の北東アジア 下」(『新潟日報』)・(2014年3月21日)「新しい社会・プロジェクト」主催「福島みずほさんと一緒に『新しい社形式仕様言語の研究・開発に貢献デンマークのオーフス大学で客員研究員デンマークのオーフス大学で客員研究員――情報文化学部 情報システム学科・准教授 石川 洋共同研究を行っていま

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