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卒業生代表答辞とき        本の景気も回復しつつあるように思われます。このように、いくらか明るい兆しの中で、本日を迎えることができました。いよいよ社会人としての第1歩をただ今 から踏み出します。これまで、学生ということで家族の厚い庇護のもとにあり、社会のあらゆる分野で大目に見られ、許され、支えられてきました。本学に在学中、勉学や将来の進路のこと、アルバイト、就職活動など、悩みや苦労も多々あったと思いますが、このみずき野の4年間は、先の何十年かの人生の中で、特に恵まれた貴重な時 間となるはずであります。そして信頼でき本日は、私たち卒業生のために盛大な卒業式を挙げていただき、誠にありがとうございます。ご来賓の皆さま、関係者の皆さまにおかれましては、ご多忙の中ご出席いただきましたこと、心より御礼申し上げます。私は小さな頃から、日本では見ることができない外国の生活習慣や文化に興味があり、異文化と英語を学びたく、この大学に入学いたしました。大学生活は私が想像しる教師と接し、また、将来をともに語る友人ができたなら、有意義な学生生活であったといえるでしょう。これからは、働いていくことになります。人それぞれの考え方があり、生き方も 違います。「自分は将来こうなるぞ、こうしたい」と、いつも夢と目的意識を持っていきたいものです。最終的には目標や目的を持った人と、持たない人では人生の後半で相当な差がつくことは間違いありませ ん。いつの時代も生きていく上で苦労はついてまわります。楽な人生などありません。ていた以上におもしろく、新しい発見であふれておりました。その大きな発見の一つが、国際交流インストラクターの活動です。授業とは机に座って先生の話を聞くものだと思っていた 私にとって、自分の学んだことを他の誰かに伝えるワークショップづくりは全く新しい経験でした。学校で学んだことが役に立ったと感じる瞬間は、卒業してからずっと後にやってくることが多いと思います。しかし、私は国際交流インストラクターの活動を通じて「自分が学んだことが誰かを楽しませ、役に立つ」ということを学生のうちに実感することができました。アメリカへの派遣留学も、自分の精神的な弱さや、嫌なことは避けて通ろうとする性格と向き合う良い機会でした。留学当初 は、英語もうまく伝わらず、あれほど好きで触れたいと思っていたはずのアメリカ社会にも、文化や習慣の違いで人と話すのが怖くて嫌になったこともありました。しかし、現地でできた友人たちや日本にいる家 族に励まされながら、外に出て、たくさん会話をするようにしました。すると人に道を尋ねることができるようになり、冗談が何十年か先になって生涯を振り返ったとき、自分が満足できるものが一つでも二つでもあれば、幸せな人生であったといえるでしょう。人生はドラマであり、それを演ずる主役は自分です。一生かけてどのような人生を描くかが各々に問われています。自分を大 切にして一日一日を真摯に生きてください。本学も、今年開学20周年の記念すべき年になります。ますます進む少子高齢化の難 しい時代ですが、次の30周年、40周年に向け、地域の高等教育機関として評価され、言えるようになり、生活を楽しめるようになりました。あの時苦しい状況でも逃げずに頑張れたことが、今の私にとって大きな自信になっています。この大学で過ごした時間を通じて、成功も失敗も数多く経験しました。どんな時も、成功を一緒に喜んでくれる友人たち、失敗しても温かく見守ってくれる先生方がそばにいてくださり、その一つ一つがこれから社会に出る私たちにとって大きな糧になると思います。今はまだはっきりと感じることができなくとも、5年後、10年後に、自分がこの大学の学生であった頃を振り返った時、それがどんなに貴重で幸せな時間であったかにあらためて気付くのだと思います。最後になりましたが、学ぶことの大切さ、おもしろさを教えてくださった教職員の皆さま、ここまで私たちを支えてくれた家族、学生生活を共に過ごした友人たちに心から感謝いたします。今後もこの新潟国際情報大学から国際社会で活躍する人材が輩出されることを願い、答辞とさせていただきます。皆さんにとって将来にわたり誇り得る母校であり続けるために、本学関係者一同懸命に努力してまいります。皆さんも、今後同窓会の一員として、また、続く後輩のためにも、ご支援を賜りますようお願いいたします。本日ご列席のご父母をはじめ、日ごろの教育研究、就職活動にご協力、ご支援いただいております企業の方々に、この場を借りて御礼申し上げます。あらためて「卒業をお祝いし、前途に幸多いことを願い」祝辞といたします。新潟県知事新潟市長新潟商工会議所会頭日本私立大学協会会長ALSOK新潟綜合警備保障株式会社代表取締役社長 廣田 幹人様株式会社エクセルテック関越ソフトウェア株式会社月岡温泉ホテル清風苑株式会社総研システムズ代表取締役社長 清水  保様株式会社リオン・ドールコーポレーション代表取締役社長 小池 信介様泉田 裕彦様篠田  昭様敦井 榮一様大沼  淳様代表取締役 渡辺 和市様代表取締役 矢島 徹雄様代表取締役 樋口 恵一様 学んだことが役に立つ喜び   貴重で幸せな時間を過ごした順不同祝 電(総代)情報文化学科石橋 妃奈子13新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成25年4月発行 2013年度 No.1

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