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あつれき 19世紀後半以来、日私の専攻は歴史学、極東ロシア地域文化研究、現代日本文化研究です。さらに詳しく言うならば、サハリン・樺太の歴史、いわゆる北洋漁業と「北洋」概念の歴史、現代の日本文化における「ロシア」表象の歴史、北東アジアにおけるコンブの生産と流通の歴史に関心があります。サハリンは北海道の北にある島で、現在はロシア領です。この島の南半分は1905年まで当時のロシア帝国の領土でしたが、1905年からは日本の領土になり、1945年にまたロシア(ソ連)領になりました。言葉で言うと簡単ですが、その土地が外国になり、住民が大きく入れ替わるというのは大ごとです。しかもそのきっかけは戦争です。私はそこに関心があります。本人はロシア(ソ連)極東の沿岸で漁業を行ってきました。新潟からも多くの漁業者が北の海を目指しました。ただし、行った先ではロシア人や先住民との間にさまざまな軋轢が生じました。それでも日本政府の積極的な助けがあって出漁は続きます。実のところ、日本で「ロシアの沿岸での漁業」と言わず、あえて「北洋漁業」と表現してきたことには裏があります。見過ごされてきたそうした歴史的な「裏事情」に関心があります。現代日本の文化の中には、ロシアに関する多くのステレオタイプ(紋切り型の先入観・イメージ)があり、多くの人々がそれを共有しています。そうしたイメージがどのように生まれ、どのように共有されてきたのか、現代日本に生きる一人として大変興味があります。皆さんにおなじみのコンブ。19世紀の末、サハリンや北海道で生産されたコンブの多くは、中国人商人の手によってウラジオストクや函館経由で中国に運ばれていました。こうしたコンブの道に注目すると、当時のロシア・清(中国)・朝鮮・日本・欧米の関係について実に多くの発見が得られます。コンブのおかげで実に楽しい今日この頃です。私の研究テーマ開催日会場 6新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成23年7月発行 2011年度 No.2OPEN CAMPUS 2011高校生はじめどなたでもご参加できます! 1)研究論文・図書安藤 潤(情報文化学科・准教授)・(2011年)"Husbands' Housework-Sharing Behavior in Japan: Field Experiments on Identity and Gender Display," CSES Working Paper Series, No.59, Department of sociology, Cornell Universiy(http://www.economyandsociety. org/publications/wp59_Ando_HusbandsHousework.pdf). p. 1〜36.越智 敏夫(情報文化学科・教授)・(2011年)「強制される忠誠:フィランソロピーとリベラル・ナショナリスト」日本政治学会編『年報政治学2011-I 政治における忠誠と倫理の理念化』木鐸社、2011年I号(93〜112頁)。小林 元裕(情報文化学科・教授)・(2011年)「満州事変期天津における対日ボイコット運動と日本居留民」粟屋憲太郎編『近吉田 博(情報システム学科・准教授)・(2011年5月) 新潟市・8大学連携「食育・健康づくり」研究事業 地産地消推進のための調査研究及び実証業務 事業成果報告書の作成 吉田担当「新潟らしい地産地消の推進に向けて」 3)その他區 建英(情報文化学科・教授)・コメンテーター (2011年3月5日〜6日)国際シンポジウム 日中韓交流セミナー「近代東アジアのナショナリズムの相克」中国・広東外語大学の東アジア研究センター主催(中国・広東外語大学)。現代日本の戦争と平和』現代史料出版(71〜118頁)。・(2011年)「華北分離工作期北京の日本居留民」『環日本海研究年報』第18号(44〜50頁)。・(2011年)「中国の経済発展と歴史認識」『史苑』第71巻第1号(51〜54頁)。佐々木 寛(情報文化学科・教授)・(2011年3月)「グローバルシティズンシップ」の射程『立命館法学』第333・334号(単著681〜708頁) 2)学会・研究会報告小林 満男(情報システム学科・教授)・(2011年5月28日)経営情報学会 2011年春季全国研究発表大会D2(政府・自治体)セッション司会(専修大学生田キャンパス)中田 豊久(情報システム学科・講師)・(2011年5月21日) 「写経プログラミング:プログラミングを敬遠する学生に対する演習方法の一提案」日本創造学会 第9回 知識創造支援システムシンポジウム(北陸先端科学技術大学院大学)・講演(2011年2月11日)「日中の友好協力と北東アジアの平和」新潟県平和運動センター主催(新潟県自治労会館)。・講演(2011年5月14日)「厳復の西洋思想受容ー個と自由を中心にー」アダムスミスの会主催(東京ガーデンパレス)。・講演(2011年5月22日)「日中友好協力と中国脅威論」憲法九条五十嵐の会主催(道場山穂波の里)。論説「特別編集委員の目」「時々草々」を定期執筆。・講演(2011年6月11日)「政治における『非常時』と市民」新発田9条ネット記念講演会(新発田市地域交流センター)。労働問題研究会(新潟会館)。・講演(2011年1月26日)「世界と地域につながる大学教育の実践」新潟大学人文学部主催シンポジウム(新潟大学)。・エッセイ(2011年1月)「留学の終焉?」(新潟県国際交流協会『SHALL WE PORT ?』Vol.19)。 ・司会(2011年2月13・14日)国際シンポジウム「東アジア『共生』学の探求」富山大学主催(富山国際会議場)。・講演(2011年3月12・27日)「グローバル経済と子どもたち――経済成長の裏に潜むモノ/次世代に手渡すもの」アルザにいがた主催 ジェンダーで社会を考える講座2回(万代市民会館)。・司会(2011年4月17日)新潟県音楽九条の会4周年コンサート(新潟市音楽文化会館ホール)。・司会(2011年5月3日)「映画『ANPO』上映会&トークセッション」ナイン新潟主催(クロスパルにいがた)。・連載記事(20011年6月7日・8日・9日朝刊)「『3・11』から3カ月――核の危機と向き合う」上・中・下『新潟日報』対談。・講演(2011年6月17・22日)「『3・11』以後の人権――境界線上の人々/わたしたちにできること」新潟市坂井輪地区公民館「人権講座」2回。・講演(2011年6月25日)「原発と憲法――『3・11』以後の日本を考える」護憲フォーラムにいがた主催(新潟自治労会館)。越智 敏夫(情報文化学科・教授)・共同研究主催、学会誌編集 学会誌編集委員長として共同研究を組織、以下の学会誌を編集、刊行。日本政治学会編『年報政治学2011-I 政治における忠誠と倫理の理念化』2011年I号、木鐸社、全331頁。・新聞記事執筆 2010年度に引き続き、2011年度も『新潟日報』社外特別編集委員として桑原 悟(情報システム学科・教授)・(2011年4・5月)新潟県税務総合オンラインシステム開発運用業者総合評価委員。佐々木 寛(情報文化学科・教授)・講演(2011年1月9日)「漂流する日本外交を正す道――沖縄を起点に考える」新潟県教育高校の進路指導の先生、参加お申込みもしくは下記までお申込みください。お問い合せ先新潟国際情報大学 入試・広報課〒950-2292 新潟市西区みずき野3-1-1 TEL025-239-3111 FAX025-239-3690E-mail soudan@nuis.ac.jp■10:00〜■3:30新潟国際情報大学 本校■12:00〜■3:30※変更となる場合もありますので事前にご確認ください。新潟市西区みずき野3-1-1(JR越後赤塚駅下車 徒歩7分)情報文化学科・准教授 神長 英輔●学科および カリキュラム説明 ●入試情報説明●入試問題の傾向と対策●模擬講義●コンピュータ実習 ●語学体験●個別入試相談●就職相談●海外留学相談●学生との懇談 ●学内見学●保護者向け プログラム教員の活動(2011年上半期・本人申告による)極東ロシア地域文化、そしてコンブの考察オープンキャンパス2回目8/7■3回目9/11■
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