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情報文化学科長情報システム学科長異文化に飛び込んで交流アルバムと質問攻めを武器に小山田紀子岸野清孝 大学在学中の留学経験はたった半年間であっても、その後の人生において大きな意味を持つことになるでしょう。今まで何げなく日本で生活していて常識と考えていたことが、他の国では常識2000年に第1回の夏期セミナー(カナダ留学)が実施され、10年間で124人が参加しました。5週間は留学というには短期間過ぎますが、毎日がネイティブ英語の授業、アルバータ大の学生との会話サロン、現地のIT企業見学、ロッキーツアーなどさまざまな経験が待視点を獲得できるでしょう。同時に日本人から見て、ロシア・中国・韓国・アメリカはどんな国に映るのでしょうか。感受性豊かな若い時代に、異文化の中に飛び込んではないと知ったとき、で、世界をどんどん見て感日本そしてじてきてもらいたいと思っ日本人を客ています。現地では言葉の観的に見る壁や不慣れな日常生活から、最初はカルチャーショ験だと思います。ホストファミリーとの会話で困ることは「話すことがない」と「自分から話すことができない」です。それを克服するための第1歩は、自分のことを良く知ってもらうことです。そっています。のときに役立つものは、自その中で分の写真をとじたアルバム一番思い出です。百円ショップで写真に残ることをとじるファイルを買っては、ホームきて、マイアルバムを作成ステイの経してください。それを見せックという苦しみを経験するかもしれません。しかし、エス」「ノー」をはっきり言未知の世界を知りたいという好奇心と、若さと、行動力があれば乗り越えられます。私のフランスへの留学経験から、一つだけアドバイスをするとすれば、外国では「はっきりものを言う」ことが大切です。日本人のように遠回しな言い方で話していたら、相手にこちらながら、家族のこと、旅行へ行った時のこと、かわいいペットのことなどを紹介すると英語での会話が弾むでしょう。次に役立つものは、自分の身の回りにある小物グッズでかさばらないものです。日本固有の民芸品、海外で有名になっているアニメのグッズなどを紹介するとさらに会話が弾むでしょう。第2歩は、ホストファミリの意思が伝わらない。「イえばいいし、外国語ならそれが言いやすい。留学先の大学で大いに学び、外国人学生と積極的に交流し、語学を上達させ国際感覚を身に付けて、帰国後は日本社会を批判的に見ることができる「潜在的国際人」、つまり、これからの日本を背負う異文化理解のキーパーソンになることを期待しています。ーを質問攻めにすることです。そのときは、これは何、この人は誰、これはどのようにして作るのなどと、子どもになったつもりでがんがん質問をしてください。相手に親しみを持つと、外国人と話すことが恥ずかしくなくなってきます。瞬く間に過ぎてしまう5週間で、このことができたなら大きな収穫が得られたといえるでしょう。[本校]〒950-2292 新潟市西区みずき野3-1-1[新潟中央キャンパス]〒951-8068 新潟市中央区上大川前通7-1169http://www.nuis.ac.jp2・3面海外派遣奨学金の授与と壮行会 8月から5カ国へ出発の53人が決意 カナダ・アルバータ州立大から表敬tel. 025-239-3111 fax. 025-239-3690tel. 025-227-7111 fax. 025-227-7117somu@nuis.ac.jp平成22年7月15日 発行新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成22年7月発行 2010年度 No.24・5面私の研究テーマお勧めBOOK新企画「NUIS学園探訪」教員の活動(2010年上半期)6・7面公開講座「映画のなかの市民社会」平成23年度入試日程概要一覧オープンキャンパス案内18人に表彰奨学金新入生が1泊2日の合宿研修カナダ中 国ロシア湧源・編集後記に代えて8面国際交流フェア開催報告スポーツ大会を終えて卒業生の便り            Vol.47CONTENTS学報夏期セミナー派遣留学「潜在的国際人」になろう「潜在的国際人」になろう国際情報

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