(国際文化学科教授 申銀珠)(国際文化学科 4年 阿部俊也)開学30周年記念 第第11部部基基調調講講演演都市環境における被植民者の経験D・ジェルバル氏日本近代史の魅力A・ゴードン氏現代史をいかに教えるか国際学部シンポジウム本学准教授2氏が研究報告民者の経験:アルジェリア西部オラン植民地の場合」は、フランス帝国主義からの独立をめざしたアルジェリア解放戦争を経験したジェルバル氏自身の個人史を踏まえた脱植民地化の歴史をたどる内容でした。アメリカの歴史家で日本の北陸とアジアの関係を200年という長いスパンで描くハーバード大学教授アンドルー・ゴードン氏の「日本近代史の魅力」では、日本近現代史の課題として、「不都合の過去を直視すること:佐渡金山世界遺産申請の問題点」など、今、ここ新潟で考えな第2部では、本学国際学部の教員がコメンテーターとして加わって「基調講演の内容を深める」ためのディスカッションと質疑応答が行われました。続いて「現代史をいかに教えるか」という観点から、本学鈴木俊弘准教授の「ニイガタ、アメリカ:現代史を教える/学ぶことの特殊性と普遍性について」、中村貴准教授の「個人かければならない、歴史との向き合いら始める日中交流の可能性―『日中関係論』受講生の声を事例として」の2本の研究報告がありました。タイトルからも分かるように、新潟という地域を軸において、日本史を含め世界史のグローバルな見方をの方向性について真剣に考える貴重な「学びの場」であったと思います。方について、貴重な示唆を得ることができました。体験でき、また専門領域の差異を越えて歴史教育の共通新潟市にある駐新潟中国総領事館関係者らをお招きした「餃子パーティー」が昨年学生食堂「弥彦」で開かれました。日中文化交流イベントの一環として開かれたパーティーには、中国総領事館の職員と本学教職員、新潟大学など他大学の教職員や学生、留学生を含むおよそ100人が参加しました。駐新潟総領事・崔為磊さんからのビデオメッセージのご挨拶をいただいたあと、漢詩や中国歌の合唱、中国少数民族の伝統民族衣装ショーやクイズなどアトラクションを楽しみ、中国総領事館のコックさんと有志の学生たちが協力して作った水餃子を食べながら、交流を深めました。私はイベントの実行委員長として、1カ月以上前から実行委員の学生たちとともに準備を進めてきました。初めての試みでしたが、多くの学生たちの協力でこのイベントを成功させることができました。イベント開催を通じて大学や国を越えた多くの人々が出会い、平和の礎が築かれたことを実感しています。来年度もこのような活動が実施されることを期待しています。さい い らい開学30周年記念の国際学部シンポジウム「新潟でつなぐ日本と世界」が3月23日、本学新潟中央キャンパスで開催され、本学教員・学生のほか一般市民60人を含めおよそ100人が参加しました。第1部では、基調講演として、外国の歴史家お二人よりご講演をいただきました。アルジェ大学元教授、雑誌『NAQD』編集長ダホー・ジェルバル氏の「都市環境における被植日中餃子パーティー ダホー・ジェルバル氏(写真左)と通訳のル・ルーブレンダン氏(写真右)伝統民族衣装ショー新潟国際情報大学 学報 国際・情報 令和6年4月発行 2024年度 No.1 5「日本近代史の魅力」のテーマで講演するアンドルー・ゴードン氏12月15日に、本学第第22部部質質疑疑とと報報告告中国総領事館職員と交流食に込めた平和の願い新潟でつなぐ日本と世界
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