13現代のIT社会は、デジタルを基本に成立しています。デジタルという言葉の意味は辞書で調べることができますが、実社会のIT化とどう関連しているのか、結びつかないという人も少なくありません。この講義では、アナログとデジタルの説明と、デジタルがなぜ有利なのか、また、デジタル情報が、パソコンやマルチメディア機器のなかでどう扱われているのかを解説し、さらに、デジタル情報であるからこそできるものとして、映画の特殊効果などへの適用事例も紹介します。なお、この講義は、教室で、パワーポイントで作成した教材をプロジェクタを使ってスクリーンに投影して行う形態をとります。講義番号B-38講義番号B-39講義番号B-40講義番号B-41経 歴:1981年 東京農工大学工学部数理情報工学科卒業1983年 東京農工大学大学院工学研究科修了1983年~2000年 三菱電機株式会社 情報システム技術センター 専任専門領域:情報システム構築、情報セキュリティ経 歴:1985年 日本大学大学院生産工学研究科博士前期課程電気工学専攻修了2021年 公立はこだて未来大学 博士(システム情報科学)1991年~1995年 愛知技術短期大学(現在愛知工科大学)電子工学科専任講師1995年~2023年 函館工業高等専門学校情報工学科(専任講師~教授)専門領域:人間情報学、スポーツ科学、教育工学経 歴:1995年 長岡技術科学大学工学部生物機能工学課程卒業1997年 長岡技術科学大学大学院工学研究科修士課程修了2000年~2011年 (独)理化学研究所に勤務専門領域:生物物理学、磁気共鳴、高性能計算桑原 悟(KUWAHARA Satoru)経営情報学部 情報システム学科 教授佐藤 恵一(SATO Keiichi)経営情報学部情報システム学科 教授近山 英輔(CHIKAYAMA Eisuke)経営情報学部 情報システム学科 教授(博士 工学)「デジタル化とマルチメディア~デジタルって何?~」「情報システムって何?」「情報システム」という言葉を聞いたことのある人は多いと思います。しかし、「アプリ」、「プログラム」、「ソフトウェア」などの言葉との違いや関連について、また、そもそもいつ頃から、どんなものに対して使われ始めた言葉なのかなど、ハッキリ認識はされていないと思われます。この講義は、これらについて整理し、「情報システム」への理解を深めてもらうことを目的としています。なお、この講義は、教室でパワーポイントで作成した教材を、プロジェクタを使ってスクリーンに投影して行う形態を取ります。「インターネットで世界中のコンピュータがどのような仕組みで通信しているのか」現在、インターネット上でSNS、電子メールなどにより世界中のコンピュータ間で通信が行われています。どのような仕組みで実現しているのか、なぜ、世界規模のネットワークを迷うことなくデータの送受信をすることができるのか?データの送受信を実現するための基本動作原理を説明します。「磁気共鳴」核磁気共鳴は英語でNuclear Magnetic ResonanceといいNMRと略されます。1938年物理学者ラビによって発見された原子核が持つ核スピンを電波で計測する手法です。この原理は医療診断のMRIにも使用されています。核スピンを記述する量子力学やNMR・MRIの原理などについて解説します。
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