11自然界も人の社会もデータで溢れています。鉱山から貴金属を掘り出すようにデータの山から有益な情報を探り出すことを「データマイニング」といいます。AIやIoTやビッグデータというような事を含めてデータマイニングの面白さに触れてみませんか?初めてのデジタルカメラが世に出てから30年以上経ちました。今ではスマホにも高性能なカメラ機能が備わっています。そしてデジタルカメラの中身を調べてみると、もはや単体のコンピュータにも劣らないほどの演算機能を有していて我々の視覚機能を拡張してくれます。デジタルカメラの中身を知ってもっと楽しく便利に使いこなしましょう。私たちは、言葉や活字を介していろいろ情報を得ていますが、その正誤は自分で判断する必要があります。本講義では、正しい命題(主張)のつくり方、および複数の命題から新たな命題を正しく推論する仕方を考えます。2000年頃からビッグデータという言葉が使われ始めました。近年、聞いたことのある人が大半だと思います。講義では、ビッグデータとは何か、リトルデータとの違いは何か、データ分析から得られる知見は何か、これらを易しく解説します。現在、皆さんの身の回りには、未分析のデータが無数にあるのです。近い将来、手付かずのデータが徐々に分析されていくでしょう。これは、ビジネスチャンスであり、生活の糧に直結する分野だと考えます。講義番号B-30講義番号B-31講義番号B-32講義番号B-33講義番号B-34経 歴:新潟大学大学院工学研究科電子工学専攻修了同大学大学院自然科学研究科生産科学専攻後期博士課程修了大日本印刷生産総合研究所、新潟県工業技術総合研究所・産業労働部専門領域: デジタル信号処理、コンピュータビジョン、コンピュータグラフィクス経 歴:1980年 山形大学工学部電子工学科卒業1994年 日立製作所(株)退社2000年 北陸先端科学技術大学院大学情報処理学専攻博士後期課程修了専門領域: 非標準論理、特にnon-Fregean logicの体系の研究・構成的型理論に基づいたソフトウェア発展機構の研究経 歴:1984年 図書館情報大学図書館情報学部卒業2009年 東北大学大学院情報科学研究科博士課程後期修了2016年 学校法人近畿大学 退職専門領域:知識処理(人工知能、自然言語処理、Webマイニング)阿部 淑人(ABE Yoshito)経営情報学部情報システム学科 教授石井 忠夫(ISHII Tadao)経営情報学部 情報システム学科 教授(博士 情報科学)宇田 隆幸(UDA Takayuki)経営情報学部 情報システム学科 教授(博士 情報科学)「データマイニング 身の回りにはデータが溢れている」「どんどんコンピュータに近づくカメラ」「正しい命題のつくり方、正しい推論のすすめ方」「データサイエンス~AIや高度な数学が不知でも仕事で役立たせる~」将来、大学卒業後の自立と自活に求められる能力の1つとして、文部科学省・内閣府・経済産業省は、データサイエンス能力の強化を進めています。これを受け本講義では、入門レベルとして、データサイエンスの“いろは”を説明します。「AIや高度な数学の知識が無くても(有った方が良いですけど)」データ分析はできます。その世界を覗いて見ましょう。データサイエンスの発想法がぼんやりと見えてくるでしょう。「ビッグデータとリトルデータの分析」経営情報学部 情報システム学科
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