<政治学>講義ノート 2024-5

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5 まとめ

5-1 民主主義

体制(制度の集合体)としての民主主義

民主主義 デモクラシー democracy:demokratia <人民の権力>
人間による自己決定

19世紀初頭までは否定的評価:現実における貴族制、王制の存在
 19世紀:民衆の権力参加、革命、普通選挙制度
 20世紀初頭:第一次世界大戦「民主主義を守れ」
以後「民主主義」は既存の政治体制の正当化のために使用され続ける
理念、運動としての民主主義と市民の役割

制度と実践のあいだ:制度化されれば問題は解決されたのか
価値の問題

5-2 市民の政治とは何か
さまざまなものによって作られる「政治社会」への対応

環境を「状況」として把握する
「変わるもの」として社会を理解する
自分自身の「意識」「習慣」「ステレオタイプ」「偏見」を突き放して考える
・自分自身の政治性の認識
・「中立」の否定
・「リアリズム」もひとつの手法である

主体的に働きかける=「分解」した状況を再統一する「価値」の洗練
既存の「制度」や「イデオロギー」を超えた価値の創出
「良き市民」とはなにか
主体であり、客体であることの意味
啓蒙ではなく自己懐疑、自己陶冶
日常とは何か、日常性の思想、everyday life, everydayness

→市民社会論(国際学部:専門科目:水準C)へ


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新潟国際情報大学 国際学部 越智敏夫
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