4-1 国家の概念
集団的意思決定とその実行 ・多層的決定(家庭・職場・地域など)
・現代社会ではその最高機関を「政府」と呼ぶ
・「国家」:国民・領土・政府 → 人間・地域・唯一の権力(主権)
国家とは何か――(現代国家の特質、政府と国家の差異などについては後述)
・歴史認識:古典古代―中世―近代 → 特殊ヨーロッパ的概念
有史以前 ・住居:血縁、地縁、村落
・言語
・宗教的次元の出現(神の概念)
・都市の成立の前提:生産性の向上(略奪・採取農法から栽培・潅漑農法へ)
→大人口の集住が可能に→都市、階級(富の偏在)の成立
近代西欧とnation
・国民(民族)国家 nation state:ヨーロッパ近代において完成
・state:ルネッサンス時代のイタリアにおいては「地位、身分」
・人類史における人間の集団化の方法=社会の成立は多様である
・現在の国民国家 nation state だけではない
・nation: 近代的概念、民族、国民
近代とは何か、ヨーロッパとは何か
人間の認識の現在性 contemporary・想像の共同体
・「ナショナリズム」nation と state を重ねようとする運動
新潟国際情報大学 国際学部 越智敏夫
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