Last Update: 2001.11.2

第2回:平均値(仮説に沿ってグループごとの平均値を出す)・ クロス表・種々のグラフ


(作成:小宮山智志)





  • 1)仮説を立てる・データのダウンロード
  • 2) 仮説を確認するための表・グラフを作成する
    (関数:平均値,IF関数・クロス集計・散布図・円グラフ)


  • 1) データのダウンロード



     「どのような都道府県は睡眠時間の平均値が高いのか」を考え
    仮説を立てる。そして仮説を確認するために必要な変数を入力する
    (またはダウンロード)する。
    
    例:
    高齢者の割合の多い都道府県は睡眠時間の平均値が高い。
    (病気がちの人は睡眠時間が多い。高齢者は病気がちの割合が高い。
    したがって高齢者の割合の多い都道府県は睡眠時間の平均値が高いと
    考えた。平均値ははずれ値の影響を強く受ける統計量であることに注意)
    
     高齢者:65歳以上の人と操作的に定義する。
     各都道府県の高齢者人口割合(65歳以上人口/総人口)のデータを総務庁統計局の
    ホームページからダウンロードする。
    

    2) 仮説を確認するための表・グラフを作成する



    例(各自の仮説・データにより作業は異なる)
    ・都道府県別高齢者割合・睡眠時間平均について、それぞれ棒グラフを描き、どんな分布
     をしているかチェックする。(なだらかな分布か、大きくいくつかのグループに分かれる
     のかetc.)
    ・高齢者(65歳以上人口割合)をX軸・睡眠時間をY軸にとって、散布図を描く。
     (もし2種類のグループに分かれるようなら、2種類に分けて分析する。~ソートまたはIF関数)
    ・高齢者の割合が多い都道府県・少ない都道府県にわけ(どこで少ないor多いに分けるかは変数の
     分布の仕方による)、それぞれのグループで、睡眠時間の平均値を出す。
    ・睡眠時間の多い都道府県・少ない都道府県に分ける変数も作成し、高齢者の割合別に、睡眠時間
     に関して円グラフを書く。
    ・クロス集計をする(ピポットテーブル~テキストまたはエクセルのヘルプ参照)。
     (統計的検定は行なわなくても構わない。すでに修得済みであるならば、行っても構わない。)
    ・レポート(問い・仮説・グラフ・表の作成の一連の作業を文章にまとめる)を作成する。
    
    1. レポートはWordで作成すること。
    2. Excelで作成した表・グラフを貼りつけること(必要に応じて文章を回り込ませること)
    3. フッターにページを入れること
    4. ヘッダーに「情報システム演習2(Bクラス)」と明記すること。
    5. 章立て(問い・仮説・検証・結論)を行うこと。
    6. 文章は「である」調
    7. タイトルをつけること(例:「~が都道府県別睡眠時間平均値に及ぼす影響」)
    8. タイトルの下に名前・学籍番号を明記すること



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