小山田 紀子 / Oyamada Noriko

小山田 紀子

所 属

国際学部 国際文化学科

職 名

教授

連絡方法

学 歴

1978年 津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業
1979 ~ 1980年 プロヴァンス大学文学部歴史学研究科修士課程留学(フランス)
1984年 津田塾大学大学院国際関係学科研究科博士課程単位取得満期退学

学 位

博士(国際関係学)津田塾大学、2014年2月

職 歴

1987~1989年 日本学術振興会特別研究員
1987~1991年 神奈川大学外国語学部・法学部非常勤講師
1992~2005年 吉備国際大学社会学部専任講師・助教授(1995年~)
2018~2019年エクス・アン・プロヴァンス政治学院客員研究員

研究分野

歴史学、国際関係論、マグレブ近現代史。北西アフリカのマグレブ(狭義には、
チュニジア・アルジェリア・モロッコの旧フランス植民地をさす西方アラブ圏諸国)
の地域研究を行ってきた。とりわけアルジェリアのフランス植民地化の歴史と脱
植民地化の問題を研究対象としている。

所属学会

日本中東学会、日本アフリカ学会、歴史学研究会、日本社会学会

担当科目

中東・北アフリカ地域論、異文化理解、世界史(近現代)

主要業績

著書

① 小山田紀子・吉澤文寿・ウォルター・ブリュイエール=オステル編(2023)『植民地化・脱植民地化の比較史ーフランス・アルジェリアと日本・朝鮮関係を中心に』藤原書店

②「アルジェリア史研究を振り返って」(272‐277)私市正年・スマイル‐デベシュ・在アルジェリア日本大使館編著(2014)『日本・アルジェリア友好の歩み』千倉書房

③ 小山田紀子・渡辺司訳, バンジャマン・ストラ著 (2011)『アルジェリアの歴史:フランス植民地支配・独立戦争・脱植民地化(世界歴史叢書)』明石書店(タイトル別名 Histoire de l’Algérie coloniale, 1830-1954, Histoire de la guerre d’Algérie, 1954-1962, Histoire de l’Algérie depuis l’indépendance,1962-1988)701頁

④「バルバリア海賊とドン・キホーテ」(77-81)「オスマン帝国とアルジェリア」(82-86)私市正年編著(2009)『アルジェリアを知るための62章』明石書店

⑤「第3章マグリブの歴史Ⅳ近代・現代(植民地時代)1.アルジェリアの近現代」(56-70)宮治一雄・宮治美江子編著(2008)『マグリブへの招待 ─ 北アフリカの社会と文化』大学図書出版

⑥「アルジェ」「マグリブ」「オラン」「ハイレッデ―ン」「メサーリハッジ」「北アフリカの星」「民族解放戦線」「マフザン」「ダルカウイ」「ムクラーニー」大塚和夫・小杉泰・小松久男・東長靖・羽田正・山内昌之編(2002)『イスラーム事典』岩波書店

論文

①(2014)「アルジェリアにおける植民地支配の構造と展開─フランスの土地政策と農村社会の変容─」津田塾大学(博士論文),301頁。

②(2008)「人の移動からみるフランス・アンジェリア関係史─脱植民地化と『引揚者』を中心に─」『歴史学研究』No846、123-133.

③(2006),Mediterranean Powers and the‘Algerian Crisis’ at the Beginning of the 19th“ Century”『 上智アジア学』No.24, 43-62

④(2006)「アルジェリア『内戦』の傷跡 ─2005年春の旅から─ 」津田塾大学『国際関係研究所報』第41号, 17-24

⑤(2005)「アルジェリア独立戦争と農村社会の変動―住民再編成の政策をめぐって― 」『吉備国際大学社会学部研究紀要』第15号、pp.113-127

⑥(2005)「アルジェリアにおける1873年ワルニエ法と私的土地所有権の成立」『国際関係学研究』第31号、津田塾大学、pp.47‐65

⑦(2003)「幕末日本のフランス公使レオン・ロッシュの生涯(覚書)─ フランス・マグレブ・日本をつなぐ人物像 ─ 」『人間と社会 ─ 知識人の時代批判』吉備国際大学社会学部共同研究成果報告書

⑧(2001)「アルジェリアにおける1863年元老院決議(土地法)の適用と農村社会の再編 ─ 植民地行政町村の形成をめぐって ─ 」『国際社会学研究所紀要』第8号、pp.41-83

⑨(1996)「19世紀初頭の地中海と“アルジェリア危機”─ トルコ政権崩壊の過程に関する ─ 考察 ─ 」『歴史学研究』第692号、pp.1-16

⑩(1992)「植民地アルジェリアにおける行政町村の形成」『歴史学研究』第633号、pp.26-42

⑪(1986)「独立戦争前夜のアルジェリアにおける農業構造 ─ 1950・51年農業セサス分析に基づく試論 ─ 」『国際関係学研究』No.12別冊

その他

国際シンポジウム 「植民地化・植民地支配・脱植民地化の比較研究」を日仏会館オンラインで開催(2021年3月)
小山田紀子編著『植民地化・植民地支配・脱植民地化の比較研究─フランス・アルジェリア/日本・朝鮮関係を中心に─』新潟国際シンポジウム報告書、2021年3月27日